ホウネンエビ

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ホウネンエビ(豊年蝦)とは、シーモンキー類似の淡水産のミジンコの一種。シーモンキーとは目のレベルで異なる。初夏に田んぼで見られることが多く、オバケエビなどいくつかの地方名がある。

概要[編集]

飼育自体は難しくはないが、水槽飼育が困難なので観察がしづらいためあまり飼われない。教材に用いるときは水田で成体を採集して観察することが多い。ビオトープやミニ田んぼでも飼えるはずだが、生体を観察できる時期が短いうえにエサにされやすく、メダカなどの魚類に駆逐されやくく、多種のミジンコと競合するかもしれない。ただしホウネンエビが表層・中層にいるのに対しカブトエビは底棲なので競合しないらしく、同じ田んぼで見ることはよくある。このあたりはほとんど研究されていない。
餌は他のミジンコと同じくグリーンウォーターで、まずグリーンウォーターを作るところから始めなければならないので気の長い人でないと向かない。ジャズ・プレイヤーの坂田明によれば藁を煮出したものと鶏糞がよいそうで、「トリクソン」と通称されている。これにタネとなる植物プランクトンを入れて陽当りのよい場所に置いておくとグリーンウォーターができる。

人間生活との関わり・利用[編集]

脚注[編集]


関連項目[編集]