シーモンキー

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シーモンキー1970年代に流行したペット

概要[編集]

乾燥させた卵を塩水につけると孵化する。その手軽さが受けて、学研の科学でも付録になったりしたが、はっきり言って「どこがモンキーやねん」と言いたくなる人もいる。最後まで育て切っていないので、育て切ればモンキーになるかもということはなく、最後までエビのままである。
何故か普通には売られておらず、少年漫画誌の巻末の広告で、「歯を白くする歯磨き粉(ハニック)」や「動物の雄雌がわかる大仏の頭」や「トムボーイ」「ドラキュラバンク」「タバコを吸う人形」などに混ざって売られていた。

人間生活との関わり・利用[編集]

正体はアルテミア(Artemia。節足動物甲殻亜門鰓脚綱サルソストラカ亜綱・無甲目・ホウネンエビモドキ科の属名。1科1属であり、所属する9種の総称ともなっている)である。より正確には塩水湖などに棲むアルテミア・セリナであり、その乾燥卵(海水程度の塩水に入れておくと孵化する)はグッピーなどの観賞魚の餌として利用されるため「ブラインシュンプ」としてペットショップ(熱帯魚屋)で販売されている。
日本にも淡水産の近縁種が水田に棲息し、初夏に棲息を確認したら水抜き収穫後の泥を持ちかえって(生産者さんの許可は取ろう)水を張っておくと乾燥状態になった越冬卵が温暖な季節になってから孵化する。多く現れた年は米の収量が多いとされ、ホウネンエビ(豊年蝦)とも呼ばれる。大型水棲昆虫とともに京都府や高知県の水田に多いとされるのは、京都では茶摘みのシーズンがバラバラであり、高知では水が豊富であり小規模な耕作地が多いうえに「村総出で一斉に稲刈りをする」という感覚が乏しいためどっかしらに出るためらしい。グーグルアースで夏場の田圃を空から見て、田のいろがバラバラであったらそこは狙い目である。

脚注[編集]

関連項目[編集]