ブルマ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ブルマーから転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動

ブルマは、かつて日本の学校教育において、体操服として女子生徒が下半身に着用していた衣服。ショートパンツの一種。現在では、(フィクションの世界を除いて)ハーフパンツに取って代わられた。

特徴[編集]

  • 軽快で動きやすいとされる。
  • 太もも(場合によってはヒップも)露出する。また、体に密着するため、下半身のラインがわかりやすい。
  • 下着のショーツと大差ない丈と露出度である。
  • 内側に履く下着のショーツの形状が透けたり、場合によってははみ出ることもある。

正しい着用方法[編集]

ブルマは、すでに体操服としてはほぼ絶滅したため、本来の着用方法は徐々に忘れられている。しかし、少なくとも以下の点を守らなければ、体操服としての機能も、コスプレとしての魅力も半減するであろう。

  • 腰ゴムがウェストの位置にくるように、引き上げて履かなければならない。
  • シャツはブルマの中に入れることが推奨される[1]

歴史[編集]

  • もともとは1850年代のアメリカの女性解放運動をきっかけとして、「女性にとって動きやすい」服装として生まれたものである。
  • 日本では東京オリンピックをきっかけとして、急速に女子体操服として普及した。
  • ショーツ型ブルマともんぺ型ブルマの二種類があったが、1950年代以降は前者が大半を占めることとなった。
  • しかし、太ももの露出などを恥ずかしがる女子生徒が増えたこと、男性の性的好奇心の対象となることが問題視されるようになった。
  • 2000年前後に、ほぼすべての学校がハーフパンツを採用するようになった。
  • もともとは女性解放運動をきっかけとして作られた衣類が、かえってフェミニストから批判される対象となったことは、歴史の皮肉であるといえよう。

現在[編集]

  • いわゆる「見せパン」として用いられることもある。
  • チアリーダーのコスチュームの一部となっていることもある。
  • コスプレ用としてもそこそこ生産されているらしい。

サブカルチャーにおいて[編集]

  • 漫画やアニメの世界では、女子体操服がブルマであることが圧倒的に多い。逆になぜかハーフパンツはあまり見かけない。理由はお察しください。

ブルマを着用するキャラクター[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]