ブラニミール・スローカー

ブラニミール・スローカー（Branimir Slokar, 1946年6月7日 - ）は、ユーゴスラビア出身のトロンボーン奏者。

マリボルの出身。17の頃までスポーツに夢中であったが、映画『グレン・ミラー物語』を見てトロンボーンに熱中するようになり、リュブリャナ音楽院でドラギシャ・ミスコヴィチにトロンボーンを師事。1969年に音楽院を卒業する前からリュブリャナ放送交響楽団のトロンボーン奏者として在籍したが、ユーゴスラビア政府の援助でパリに留学し、パリ音楽院でジェラール・ピショローのクラスでトロンボーンを学んだ。1971年から1977年までベルン交響楽団のトロンボーン奏者となり、任期中の1973年にジュネーヴ国際音楽コンクールのトロンボーン部門でファイナリストに残り、1974年のミュンヘン国際音楽コンクールでは２位入賞している。1972年からベルン音楽院でトロンボーンを教えるようになり、1973年から教え子たちとトロンボーン四重奏団を結成。1977年からバイエルン放送交響楽団の首席トロンボーン奏者を務め、1979年に退団して独奏者としても活動するようになると同時にケルン音楽大学で教鞭をとるようになった。1993年にはフライブルク音楽大学に転じ、2013年まで在任。