ブッシュミート

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ブッシュミート(bushmeat)は森の中に住む野生動物を捕獲して肉食することである。アフリカの森林やサバンナで殺された動物の死骸を指すこともある。

概要[編集]

アフリカ人は、コウモリサルネズミヘビ、その他の野生動物を日常食としてきた。彼らにとっては野生動物は貴重な蛋白源である。

絶滅への脅威[編集]

ブッシュミートはアフリカでは500種類を超えると言われる[1]。ブッシュミートのための狩猟により動物がほとんどいない森が世界的に増えている。アフリカの多くの国は絶滅危機種の狩猟を禁止しているが、完全には防げていない。そうなると生態系が壊れ、また食肉の狩猟によってアジアや西アフリカにおいて野生動物の大規模な局所的絶滅が発生する。

動物由来の感染症[編集]

ブッシュミートは動物由来の感染症の原因となる。高い致死率で注目されたエボラウィルスは、患者が死んだチンパンジーの肉を食べていたためと言われる[1]。サル痘は野生動物由来の人獣共通感染症である。サル痘は西アフリカと中央アフリカの一部で風土病として残っており、アウトブレイクする可能性もある。

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  1. a b 井田徹治(2021)『次なるパンデミックを回避せよ』岩波書店