ファイヤーボール (ヨーヨー)
ストリングプレイスパイダーベイビー!
ファイヤーボールとは、ヨメガ社が製造し、バンダイのヨーヨーブランドであるハイパーヨーヨーシリーズとして販売されていた競技用(ルーピングプレイ)ヨーヨーである。
概要[編集]
メーカー | ヨメガ/バンダイ |
スタイル | ルーピングプレイ |
リターン | 引き戻し |
重量 | 53g |
直径 | 58mm |
幅 | 35mm |
素材 | プラスチック |
レスポンス | スターバースト |
ベアリング | プラスチックベアリング |
ストリング | プレイスパイダーベイビー |
OEM元とハイパーヨーヨーで名称が変わらないヨーヨーの一つであり、現在でもヨメガから販売されているヨーヨーである(ハイパーヨーヨーブランドではない)。
ヨメガのヒット作である「ブレイン」から遠心クラッチ機構を取り除き、ナイロン製ベアリングで当時としては良好なスリープを実現していた。上位機種のハイパーレイダーが金属製ベアリングで5,000円という価格であったため2,000円ほどで購入できたファイヤーボールはその性能も相まって伝説的な人気となった。あまりの人気にOEM生産が間に合わず、急遽アメリカで発売されているヨメガ・レイダーを輸入しバンダイがパッケージにシールなどを張ったものが販売されていたほどである。
現在でも人気のある機種であり、世界大会のルーピングプレイ(2A)部門では今も使用するプレイヤーがみられるほどである。
派生機種[編集]
素性がよかったためか派生機種が次々作られており、ステルスファイヤーや軽量化されたハイパーインパルスなどが該当する。光るヨーヨーの先駆けであるストロボヨー(ハイパーミラージュ)も派生型のひとつとされる。
これらの派生型を含め、ファイヤーボールには数多くの種類が存在することからヨーヨーコレクターの中にはファイヤーボールを中心に蒐集するコレクターもいるとか。
中村名人[編集]
インターネット上では超速スピナーの影響で中村名人とのネタが多くみられる。特に作中ではファイヤーボールを武器に不良を撃退したシーンがあり、そのあとのシーンでのセリフが
ごめんよ僕のファイヤーボール
である。[注 1]
現実の中村名人もファイヤーボールを使っていたが、その当時を知らない世代にも「ストリングプレイスパイダーベイビー」とならんで知名度のあるネタとして親しまれている。
脚注[編集]
- ↑ 正確には「本来ヨーヨーをこんな形で使いたくはなかった」と言い、ごめんよ僕のファイヤーボールとは心の中のセリフである