ビア&カフェBERG

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ビア&カフェBERGは、東京都新宿区新宿駅ルミネエストの地下にあるレストラン。新宿ベルクとも呼称されるが、埼玉県を中心に展開するスーパーマーケット「ベルク」[1]とは全くの無関係であるため注意。

概要[編集]

食べログによれば、料理はホットドッグ、サンドイッチ、レバーパテなど十数品を提供し、アルコール・ノンアルコールを問わずドリンクを提供している(特にビールの種類が豊富である)。いずれも非常にリーズナブルな値段である[2]

歴史[編集]

新宿経済新聞によれば、1970年に現在と同じ場所で純喫茶として開店し、1990年に現在のようなファーストフード店へと業態を転換したという。

ルミネ退店騒動[編集]

2007年、ルミネエストを運営するルミネから立ち退き要求を受けるが、ベルク側は拒否。立ち退き要求を知った店のファン1万人もの署名が集まり、2009年に店長の井野朋也が署名をルミネ側に提出した。このこともあり立ち退き要求は保留された。その後も退店の危機は続いたものの2018年現在でも店は営業を続けている。この辺の詳細な経緯はwikipediaの同名の項目参照。

2018年の炎上騒動[編集]

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2018年、店長の井野朋也を中心にTwitterにおいて炎上騒動が発生した。

背景[編集]

店長の井野や副店長の迫川尚子は、以前からTwitterやFacebookなどSNSにおいて積極的に情報を発信しており、また政治思想的にはリベラルを標榜し、同様にリベラル(あるいは「反差別」)を標榜する一部の言論人とも交流を深めていた。特に井野は、しばしばtwitter上でエゴサーチを行い、店に関してツイートしたユーザーにリプライを送ることもあった。

経緯[編集]

2018年9月10日、ベルクを訪れたあるTwitterユーザー(以下F氏)が、ベルクを訪れたことを報告し、店の料理を称賛した上で、店が禁煙ではないことに関して触れる個人的な感想をツイートした。あくまでF氏は個人的感想を述べただけであり、ベルクに対して苦言を呈したり、禁煙にするよう要求しているわけではなかった。

これに対し、エゴサーチによってこのツイートを発見したと思われる井野がリプライを飛ばし、F氏を「喫煙者の皆さまへお願い」という井野のFacebookへの書き込み[3]に誘導した。喫煙者でもなく、また嫌煙家であるというわけでもなく[注 1]、井野の意見を聞きたいわけでもなかったF氏はこの反応を不快に思い、井野に苦言を呈した。これに対し、井野はF氏を「嫌煙者」と断定した上でその姿勢を批判[4]するなど論争が加熱しかけていた。

その中で、井野がTwitterにおいて男性客(と思しきユーザ)相手と女性客(と思しきユーザ)相手とで対応(リプライ)に差をつけているのではないかという指摘が、具体的なツイートを示した上でなされるようになった[5]。ただし、根拠なく井野を性差別主義者であると結論付け攻撃していた事実はない。9月26日、井野はこれらの指摘について「一部のフェミニストたちから私は『女性差別者』『痴漢』呼ばわりされています」と解釈した上でそれを否定、「ベルクはある意味フェミニズム・カフェなのです」と主張した[6]。また、井野は9月17日に、自らの主張に賛同するツイートを集めて「ベルク炎上 デマはやめよう」なるtogetterのまとめを作成。また、事件発生から一ヶ月が経過した10月11日には、一連の問題を「モンスタークレーマーによる(引用者注:ベルクへの)嫌がらせでした。」と総括する「ベルク炎上の真相」なるまとめをFacebookにて紹介し、「わかりやすい!」と称賛した[7]。10月16日には、自らのへの攻撃は一部の執拗なクレーマーによるものであるとした上で、「デマと炎上は大分落ち着いてきました」と述べた[8]

一方、F氏は10月18日に「新宿ベルクはなぜ炎上したのか わたしがモンスタークレーマーに仕立て上げられるまで」と題し、騒動勃発から1ヶ月間にわたる詳細な経緯をまとめたはてなブログを公開した。

影響[編集]

2018年10月27日現在、井野のTwitterのハンドルには「☆デマはやめよう」なる文言が付加されている[9]。なお炎上中の一時期には「フェミニズムカフェ」なる文言も付加されていたが、これは外したようである。

今回の騒動を受け、新宿ベルクに今まで抱いていなかった悪感情を抱くようになったTwitterユーザーが存在するが、その多くは喫煙に関する問題や女性差別に関する問題に関係なく、井野やその周囲の狭量な態度や過剰反応に不快感を抱いたためではないかと見る者もいる[10]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 9月10日のツイートでは、F氏は以前喫煙者であったことを述べている

出典[編集]

外部リンク[編集]