パリ同時多発テロ事件

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パリ同時多発テロ事件(パリどうじたはつテロじけん)とは、2015年11月13日にフランス共和国パリとパリの北部に位置するサン=ドニにかけておきた爆弾やカラシニコフ突撃銃など多くの武器を用いて行なわれたテロ事件。

概要[編集]

  • サン=ドニの「スタッド・ド・フランス」で、フランスとドイツのサッカーの試合が行われていた午後9時過ぎに近くの飲食店で3回の自爆テロが発生。5人が死亡する。
    • 午後9時20分頃に最初の爆発が「スタッド・ド・フランス」の入り口付近で爆発ベルトの作動により発生。犯人と通行人の2人が死亡。
    • 午後9時30分頃に2度目の爆発が「スタッド・ド・フランス」の外で起きて自爆犯二人が死亡。
    • 午後9時53分頃に3度目の爆発が「スタッド・ド・フランス」近くで起きて自爆犯一人が死亡。
  • 午後9時40分頃にイーグルス・オブ・デス・メタルのコンサート中の「バタクラン劇場」で銃乱射事件が発生。観客が人質となり、銃撃戦が発生。89人が死亡して多数の負傷者が出た[1]
  • パリの10区と11区などの料理店やバーなど4か所の飲食店が銃撃される。
    • 午後9時25分頃にパリ10区のバー「カリヨン」とカンボジア料理店「プティ・カンボッジ」のテラス席にいた客が銃撃を起こす。15人が死亡して10人が重傷を負った。
    • 午後9時32分頃にパリ19区のピザ店「ラ・カーザ・ノストラ」付近で銃撃が起こる。5名が死亡して8名が重傷。
    • 午後9時36分頃にパリ11区の喫茶店「ラ・ベル・エキップ」付近で銃撃が起こる。19名が死亡して9名が重傷。
    • 午後9時40分頃にパリ11区のカフェ「ル・コントワール・ヴォルテール」内部で自爆テロ。犯人は死亡して1人が重傷を負った。

非常事態宣言[編集]

フランス政府は非常事態宣言を発令。捜索令状なしで2015年11月15日から16日にかけて168ヶ所の家宅捜査を行った[2]。ロケットランチャーやプラスチック爆弾カラシニコフ自動小銃などの31丁の武器を押収して23人を逮捕した。このうちの南東部リヨンとその周辺では13カ所の捜索で5人を逮捕して、武器を押収している。南部トゥールーズでは10カ所を捜索した。

非常事態宣言は三か月間延長する方針[3]

事件の反応[編集]

  • フランスの極右政党国民戦線は、4つの項目から成る緊急提言でイスラム主義を敵国とする緊急提言を発表[4]
  • 遠く離れた日本では、観測史上初のアベノセイダーズが発見された。

デマ[編集]

この事件による混乱によってデマも流されている。

  • テロ事件においてPlayStation 4による通信が行われたと『Forbes』誌が報道するも、記者の勘違いだった[5]。オンライン版に「パリを攻撃したISのテロリストたちはどのようにPlayStation 4を使って攻撃を計画したか」というタイトルの記事[6]が掲載されていたが、ポール・タッシ記者も間違いを認めた。

動画[編集]

YouTube 動画リンク

脚注[編集]