パソコン譲渡会

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パソコン譲渡会は、官公庁などで使われていた中古パソコンを有償で譲渡する催しのことである。本記事においては批判的に傾いているため、主催企業を伏せる。

概要[編集]

自宅ポストなどに「有償譲渡会」というチラシが入っていたことはないだろうか。これはとある企業が全国で開催している中古パソコンを販売するイベントである。地域のイベントスペースや貸し会議場などで行われることが多く、官公庁払い下げのパソコンを安く販売するというイベントである。ノートパソコンがメインであるが、デスクトップパソコンもあり、なかにはオフィスソフトをプリインストールしている機種もあるが…

端末について[編集]

販売している端末ははっきり言って2回り、3回りした型落ち品と言っても差し支えない。しっかりしたメーカー製であり、正規品のOSが入っていることは保証されている。しかし、官公庁で導入する一般事務用のパソコン、それも3年から5年落ちくらいの製品がメインである。一般にパソコンの耐用年数は5年程度であるため、正規で払い下げされたものであれば5年落ち品と考えたほうが良い。また、ノートパソコンであればバッテリーが消耗しきっている可能性もあり、ノートパソコンとしての利点が生かせない端末も多く見られる。

数字的なスペックでいうとDRAMは4GB相当、世代が相当前のCore i5が上限といったところである。容量もSSDで128GB程度のものが多い。オフィスソフトが入っているものの、Microsoft Officeのようなものは入っておらず、だいたいキングソフト製のオフィススイートが入っている。

気になる価格であるが、このスペックで5万弱程度である。これならば新品のCeleron搭載機を買ったほうがまだマシなレベルである。

疑問[編集]

そもそもこの「有償譲渡会」という言い回しからして怪しさ満点である。中古販売でいいものをわざわざ聞き慣れない有償譲渡会という言葉を使用しているのである。しかも「お譲りします」という謳い文句も使用しているため、お得感を出そうとしている可能性はある。

主催団体自体の素性は怪しくないものの、この言い回しやボッタクリに近い価格設定になった理由は謎である、おそらく譲渡会に出ているパソコンを一般の中古市場で探せば程度が良くさらに安い個体が見つかることなどザラである。ある意味、産廃を有料で押し付けられているようなものであり、実際評判はすこぶる悪い。

パソコンに詳しくない人(とりわけ中高年)が利用してしまう傾向にある。

関連項目[編集]