バッカン

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バッカン(飯缶)とは、本来は旧海軍において船内用に用いられた金属製の箱であるが、現在では「釣り用のバッカン」が一般的である。

概要[編集]

現在における釣り用のバッカンは、角型のソフトタイプのクーラーバッグである。べつに温かいものを入れても構わないので、「保温バッグ」であるともいえる。
折りたためばクーラーボックスよりは嵩張らず、四角くて底があるのでこまごまとしたものを入れても取出しやすく、築地籠とは異なり、中身が見えずに保温性があるので、生鮮食品の買出しには便利である。ただしネギと大根は入れるとチャックが締まらなくなるので気をつけられたい。主に鮮魚と葉物野菜などのための買物籠として便利である。 また、ファスナーなのでドライアイスを入れても適当に圧力が下がるという点で、クーラーボックスとの違いがある。トマトとドライアイスをクーラーボックスに入れておいたら、「炭酸トマト」ができあがって焦ったことがある。
釣りでは生餌などを入れ、釣果を持帰るために使われる。これが本来の用途だが、釣行の機会より近所に買い物にゆく機会のほうが多いので、普段使い用として持っていてもいい。

脚注[編集]