ハープ

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ハープ(harp)とは、弦楽器の一つ。

概要[編集]

三角形に近い形をした枠に47本の弦を張り、音高を調節する7つのペダルを備え、両手指で奏する。楽器用法としては弦楽器に属し、弓を使わずにもっぱら弦をはじいて音を出すため、ギターなどと同じく撥弦楽器に分類される。
足元には「ド.レ.ミ.ファ.ソ.ラ.シ」に対応した7本のペダルがある。7本のペダルは、それぞれ独立した動きをしている。チューニングは、レバーで操作し、レバーの段は上から順に、♭、♮、#で、3段階の半音操作を持ち、ギアチェンジのように入れ替える。♮は中段に位置する。
調律は、基本はハ長調の音階で、全ての弦に対して、チューニングレバーを1段踏み込むと全体にフラットが付き、変ハ長調=異名同音読み替えでロ長調になり、もう1段踏み込むと全体にシャープが付き、嬰ハ長調=異名同音読み替えで変ニ長調になる。音域は、チューニングペダルを使用しないとき=基本調律のハ長調のみでは、C0(約32.7Hz)~G6(約3135.96Hz)であり、チューニングレバー使用時は、B-1(約30.87Hz)~Ab6(G#6)(約3322.44Hz)となる。チューニングレバーで、全体を♭させたとき、最低音の表記は、音名は「ドb=変ハ音(英:Cb)」となるが、オクターブ表記の時は、白鍵には異名同音を用いると混乱のため使用不可なので、オクターブ表記に変換するときは、異名同音で「シ=ロ音(英:B♮、独:H)」と読み替え、B-1と書く。

オーケストラでハープを使う時、奏者は通常1人で、位置は指揮者から見て左端が一般的である。