ハリガン・ハリウェイ・ハインドラ
ハリガン・ハリウェイ・ハインドラは、『落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国』に登場する架空の人物。
概要[編集]
魔女の一族の一つであるハリガン一族の長。一族の魔女を「吾が娘(わがむすめ)」と呼んでいる。娘と言っても血縁関係があるわけではないが、一族のしきたりでそう呼んでいる。逆に娘たちからは、「ハリガン姉」、「姉様」、「姉上」などと呼ばれている。「黒き森の漆黒の魔女」という異名をもつ。一族で一番の巨乳であり、ナーガが初めてハリガンに会った時には我を忘れて揉みしだいている。
娘たちのことを大事に思っており、一族の将来を考えて行動する。そうしたことから、一族からの信頼は厚く、慕われている。部屋には魔法の研究・開発のために必要な書物があり、魔法のことを常に研究している模様。突然現れたナーガを保護するなど先を見据えて行動する知略を持ち合わせている。
スレイマーヤ一族の長であるヴィータとはよく喧嘩をする仲で、あまり好きではないと言っているが、力量は互いに認めており、必要とあれば共に戦う。ナーガのことは、他の魔女たちと同様にスケベな男だと評しており、娘たちに何かすると手加減はするものの魔法で攻撃する。戦いを重ねていくうちに、ナーガの人格と力量を認めて信頼していく。
動向[編集]
人との争いによって仲間の数が減っていってしまい、ゆるやかな滅びに向かっている現状を憂いて、どうにかして娘たちを救えるのかと悩んでいる。そんなある日、ナーガというこの世界では竜王という意味を持つ名前を持った記憶喪失の男が現れる。ハリガンは、ナーガのこの世界の人間とは思えない言動を見て、この世界の人間ではない可能性が高いと踏んで、しばらくは面倒を見ることにする。その後、ナーガが自分たちが的確に戦えるように作戦を立て、魔女たちと一緒に戦う姿を見ていき、一族の未来を託してナーガと一緒に戦うことを決意する。
八八旅団の旅団長「ジュエルジュード」との一騎打ちでも勝利を収める。
魔法[編集]
長い蒼黒の髪の髪を変形させて操ることができる。髪を使って切ったり、刺したり、殴ったりすることが可能。また、魔力を込めた髪を指すことで無機物を操ることができ、それを利用して木偶人形を操る。大きい木偶になると一つしか操ることができないが、小さいもの程多くの木偶を操ることが可能だが、その分複雑な動きをさせることが難しくなる。魔力を仕込んだ髪の毛を通して操るため、大量の矢などが刺さった場合は魔力経路が乱れてしまって動かしずらくなり、最終的には止まってしまう。木偶人形はハリガンから離れれば離れるほど操りにくくなり、操れる限界がハリガンが目視できる範囲。障害物などで木偶人形が見えない場合は、近くにいれば予め指示した動きを指せることは可能だが、見えていないため操ることは難しい。
魔力を込めた髪はアイスを気絶させることができるほどの威力を誇る。