ハイパーレイダー

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ハイパーレイダーとは、ヨメガ社が製造し、バンダイからハイパーヨーヨーシリーズとして販売されていた競技用ヨーヨーである。

概要[編集]

ボールベアリング搭載機として第1期ハイパーヨーヨーの最上位機種として君臨していたヨーヨーである。ヨメガ社のレイダーのOEMであるが、オールラウンドなヨーヨーとして非常に扱いやすいヨーヨーであった。第1期のハイパーレイダーは5,000円と非常に高価であったものの、当時のロングスリーパーの記録はすべてこのハイパーレイダーで埋め尽くされていたほど人気があった。また、形状がハイパーレイダーよりも幅が広くなったステルスレイダーという派生機種もあり、中村名人が使用していたことからこちらも人気があった。

第2期の頃にはかつてのような高価格ではなく、ハイパーレイダーもステルスレイダーも\2,500程度で流通していた。デザインが大きく変わったものの、小さく軽いボディとメタルベアリングの高いスリープ力も相まって使いやすい機種であった。

第3期はレイダーの名こそなかったものの、ストームタイガーが実はレイダーのOEMであった。価格はさらに安くなったものの、レイダーの代名詞ともいえるメタルベアリングは健在。オールラウンドに扱えるためヨーヨー初心者に最適なヨーヨーともいわれていた。

ナイスぺレイダー[編集]

メタルベアリングによる高いスリープ力と引き換えにルーピングトリックは苦手なハイパーレイダー。しかし、このレイダーに改造を施すことでルーピングヨーヨーにしてしまうという流れが主流になった時期がある。最盛期は2Aプレイヤーの9割近くがナイスぺレイダーであったと噂されるほど重宝されていたものである。

詳しい改造方法は省略するが、デルリンスペーサーやアクセルを削り、ギャップをストリング一本分まで狭めてルーピングしやすくする、と言った改造をするらしい。その結果、好みのフィーリングを追求しやすく、セッティングの幅が広まるというメリットを得られるようになる。その反面、工作難易度が高く製作中にヨーヨーを壊してしまったり、セッティングが狂いやすいためせっかく追い求めたフィーリングが安定しにくい、というデメリットも併せ持っている。