ニューファンドランドへの頌歌

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ニューファンドランドへの頌歌英語:Ode to Newfoundland)とは、カナダニューファンドランド・ラブラドール州の公式の州歌。かつてはニューファンドランド自治領の国歌であった。作詞はキャベンディッシュ・ボイル、作曲はチャールズ・ヒューバート・パリーによって行われた。

概要[編集]

1902年、当時の総督キャベンディッシュ・ボイルが、「ニューファンドランド」と呼ばれる4連の詩を書いた。同年12月22日、セントジョンズ[1]のカジノの劇場で、この詩に即興の曲をつけたものが披露された。このメロディはB.R.クリッパーによって楽譜化されるなどある程度普及したが、作詞者のボイル本人は、国歌としてより威厳のある旋律の曲を求めていた。

そこで、ボイルの個人的な友人であった作曲家のチャールズ・ヒューバート・パリーに依頼し、曲を作り直した。

1904年5月20日、この頌歌はニューファンドランド自治領の公式な国歌に選ばれた。1949年にニューファンドランドがカナダに併合されるまで、この曲は国歌の地位にあり続けた。

それからおよそ30年後の1980年、ニューファンドランド・ラブラドール州は州の歌としてこの頌歌を採用した。カナダの州の中で、公式の歌を制定したのは同州が初めてである。この曲はニューファンドランドの人々に根付いており、今日にでも公共空間でしばしば歌われる。

長い曲であるため、1番と4番のみを歌われることが多い。

歌詞[編集]

1番[編集]

When sun rays crown thy pine clad hills,
And summer spreads her hand,
When silvern voices tune thy rills,
We love thee, smiling land.

We love thee, we love thee,
We love thee, smiling land.

2番[編集]

When spreads thy cloak of shimmering white,
At winter's stern command,
Thro' shortened day, and starlit night,
We love thee, frozen land.

We love thee, we love thee
We love thee, frozen land.

3番[編集]

When blinding storm gusts fret thy shore,
And wild waves lash thy strand,
Thro' spindrift swirl, and tempest roar,
We love thee windswept land.

We love thee, we love thee
We love thee windswept land.

4番[編集]

As loved our fathers, so we love,
Where once they stood, we stand;
Their prayer we raise to Heaven above,
God guard thee, Newfoundland.

God guard thee, God guard thee,
God guard thee, Newfoundland.

脚注[編集]

  1. ニューファンドランド自治領の首都