トーマス・セナゴー

トーマス・セナゴー（Thomas Søndergård, 1969年10月4日 - ）は、デンマークの指揮者。本名はトーマス・セナゴー・イェンセン(Thomas Søndergård Jensen)。

ホルステブロー出身。７歳の時に地元のブラス・バンドのマーチングを見て音楽を志すようになり、地元の音楽学校に打楽器が揃っていたことから打楽器を学ぶようになった。1989年からデンマーク王立音楽院でゲルト・モーテンセンに打楽器を学ぶ。音楽院在学中からEUユース管弦楽団に参加し、1992年に卒業後はデンマーク王立管弦楽団のティンパニ奏者として入団した。ティンパニ奏者としての活動の傍らでイヴ・アベル、アレクサンドル・ポリアニシュコ、グラハム・ボンドの各氏に指揮法を師事。2005年にデンマーク王立劇場でポウル・ルーザスの歌劇《カフカの審判》の初演を指揮して指揮者に転向した。2009年から2012年までノルウェー放送管弦楽団の首席指揮者、2012年から2018年までBBCウェールズ。ナショナル管弦楽団の首席指揮者を務め、2018年からロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の音楽監督となった。2023年からミネソタ管弦楽団の音楽監督を兼任。