トニー・シャプロン
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概要[編集]
2004年からフランスのサッカーのトップリーグリーグ・アンで審判をはじめる。2014年のクープ・ドゥ・ラ・リーグ決勝や2017年10月に招待されて中国サッカー・スーパーリーグの審判をするなど400試合以上の審判を務めて、2018年に引退を表明していた[1]。
リーグ・アンでの問題行為[編集]
2018年1月14日に行われたリーグ・アンのFCナントとパリ・サンジェルマンFCの試合。主審をしていたトニーが、ナントの審判に接触してしまったDFジエゴ・カルロス・サントス・シウヴァに対して、キックをして退場処分にするという事件が発生[2]。
2018年1月15日、フランスサッカー連盟はトニー・シャプロンに対して無期限活動停止にすることを発表[3]。2018年2月、フランスリーグ懲戒委員会は3カ月間の活動停止処分を下すと決定、フランスサッカー連盟の職務停止処分と合わせて計6カ月の活動停止処分となった[4]。
フランスサッカー連盟に異議を申し立てるも3月23日に却下され、処分期間を倍の6か月に延長[5]。これにより、元々今季限りでの引退を決めていたトニーはそのまま引退することが確定的となった。
処分後の2018年5月にリーグアンおよびリーグドゥの審判員たちの投票により選出される年間最優秀審判に選ばれるも、フランスプロサッカー選手連盟受賞を認めずに、5月13日の表彰式でもトロフィーを授与しないと決定した[6]。
審判引退後はフランスメディアでコメンテーターなどの仕事をしている[7]。
ビデオ・アシスタント・レフェリー[編集]
2020年時点で、VARの問題について解決するためにビデオ・アシスタント・レフェリーを完全撤廃する意見をだしている[8]。
脚注[編集]
- ↑ 2018年2月2日、AFP「選手に蹴りを入れた審判、半年間の職務停止処分に 仏1部」
- ↑ サッカーダイジェストWeb編集部「スキャンダラス」「見たことがない」仏で主審が選手を蹴り、退場を命じるという驚きの“事件”が!
- ↑ 2018年1月16日、ワールド「仏サッカー連盟、選手を蹴りつけた主審を“無期限活動停止”に」
- ↑ 2018年2月2日、フットボールゾーン「選手に“報復キック”で波紋を呼んだ仏リーグ主審に厳罰 合計6カ月間の活動停止処分」
- ↑ 2018年3月24日、AFP「選手蹴った仏リーグ審判、異議却下され処分期間が倍に」
- ↑ フットボールチャンネル「「選手に報復キック」で6ヶ月職務停止の主審、まさかの仏年間最優秀審判に選出」
- ↑ 2018年11月3日、サッカーダイジェスト「「彼らが大事件にした…」 前代未聞の『報復キック』で引退したフランス人審判がメディアとSNSを批判!」
- ↑ 2020年4月1日、フランス・フットボール通信「この胡散臭いテクノロジーはどこで生まれた?」