トキワ来たれり!!
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『トキワ来たれり!!』(トキワきたれり、TOKIWA KITARERI)は、松江名俊による日本の漫画作品。
概要[編集]
『週刊少年サンデー』2015年第1号から掲載されている漫画作品。ただし、実質的には本作連載の3号前に読み切り掲載した『カナタ』『ハルカ』『DEMIII』の続きなので、事実上、『週刊少年サンデー』2014年50号からの連載となる。2017年28号まで連載された。
松江名俊の前作『史上最強の弟子ケンイチ』と世界観は共通しているが、前作と直接のつながりはない。
2016年1月18日の単行本第5巻の発売に合わせて『トキワ来たれり!!』のオリジナルアニメCMが公開されている[1]。
ストーリー[編集]
八坂トキワ、草薙カナタ、弥多ハルカはクラスメイトながらも交流はあまりなかった。そんなある日、3人が共通の夢を見ていたことを知る。
登場人物[編集]
声はサンデーCM劇場より。
トキワ団[編集]
- 八坂 トキワ(やさか トキワ)
- 声 - 小野賢章
- 本作の主人公。ブログに小説をあげていたところ、唯一の読者であったマキナが訪ねてくる。そして、紆余曲折を経てマキナの友達となった。
- 一般人であるが、みんなを守るために何とかしようと奮闘する。そして、戦闘能力こそないもののみんなのリーダーに選ばれる。戦闘能力は皆無だったが、リーダーとしての素質はある。閃光の影法師との戦いで、左腕と右足がなくなってしまう。そのため、マキナの左腕と右足が生体的に移植されて自分の体のように扱うこととなる。これによって精神エネルギーを変換して攻撃することができるようになる。
- 鈴木の依頼を受けて、六文町銀行で左腕と右足が移植されてから初めて戦闘となる。エニグマの開発したロボットと戦い、りいんやマキナの強力で何とか辛勝する。
- 両親は自分の仕事を中心に考えていたために疎遠で、親戚を転々としてきた。一人暮らしで生活費を送られるだけの日々を送っている。そのため、友達を何よりも大事にしている。
- デスエ・エクス・マーキナーⅢ世 / 牧那 デウス(まきな デウス)
- 声 - 内匠靖明
- 人型ロボット。通称「マキナ」。トキワの小説に心惹かれてやってくる。
- 水に弱い。男の見た目をしているが、ロボットなために性別はないらしい。そのため、めぐるやアリアが風呂に入っていても普通に入ってきて水をかけられたりしている。
- 閃光の影法師との戦いで、自爆した大破。左腕と右足をトキワに移植して、頭脳部分のみがみどり荘に収納されている。DEMⅡを探し出してボディーを再建するまで、トキワに話しかけてサポートすることになる。
- 草薙 カナタ(くさなぎ カナタ)
- 声 - 櫻井孝宏
- 16歳の忍者。刃隠流忍術の正当後継者。トキワやハルカたちのことを友人として信頼して協力する。
- 八重垣 めぐる(やえがき めぐる)
- 高校一年生(16歳)の女子高生。カナタの隣に住んでいる幼馴染。1年生にして生徒会長。妖異幻怪を見たことで、カナタの忍としての本来の仕事を知る。
- 弥多 ハルカ(やた ハルカ)
- 声 - 山下大輝
- 誕生日の日に父親を頼ってやってきたアリアと出会う。そして、源術師(ソーサリアン)として目覚める。
- 最初はトキワやカナタたちのことを敵として警戒していたが、ソーサリアンの襲撃から助けられたことで信用。トキワたちのいる「みどり荘」にやってくる。素直になれずに憎まれ口を叩くことも多いが、仲間のことを心配して行動する。
- 学校では女生徒によるファンクラブがあるほど人気。
- 弥多 アリア(やた アリア)
- 声 - 芳野由奈
- 源術師から狙われている少女。「アニマムンディーの乙女」と呼ばれている。アリアという名前はデウスがつけた。
- デウスによってトキワたちと一緒のクラスに転入することとなった。
- りいんの巨乳が羨ましいようで、よくつついたりしている。
- りいん
- 声 - 喜多村英梨
- トキワ、カナタ、ハルカの夢に現れる少女。一人称は「ボク」。
- トキワらに暗号を用いて居場所を知らせて、第18の時で初めて実体として現れる。実体化するときに電脳の攻撃を受けたことで知識が欠落し、トキワらに伝えるべきことを忘れてしまった。人となって実体化したことで羞恥心などの感情も持つようになる。爆乳でグラマーな体形であり、トキワの理想の体型から構築された物らしい。外に出るとよく迷子になる。
- 記憶を取り戻した状況になっているときは、「圏外でないほう」、「ボクでないほう」という表現がされる。
妖異[編集]
- 腕
- 高校二年生の不良たちが祠を壊したことで現れる。めぐみに襲いかかるも、カナタに撃退される。
- 天井嘗(てんじょうなめ)
- 天井を境界として現れる。嘗めると表面が消失するため、人間の場合は最初は服、その次が皮膚というようになくなっていく。めぐるを襲うも、トキワたちによって撃退された。
- 小豆とぎ(あずきとぎ)
- 第12の時より登場。人が気になる音を発しておびきよせて魂を抜く。何人もの魂を抜いて数日後に死亡させてきたが、トキワらによって倒される。
- 狂骨(きょうこつ)
- 第22の時より登場。琴広の家に現れるが、カナタによって倒される。
- 傘一本足(かさいっぽんあし)
- 第24の時より登場。カナタによって倒される。
ソーサリアン[編集]
- 天城・エミーリエ・フィッツジェラルド(てんじょう・エミーリエ・フィッツジェラルド)
- 小十郎のかつての部下。「魔法のケーキ店(パティスリー・マギカ)」というケーキ屋の店主をしている。
- マクガフィン
- アリアを追ってきたソーサリアン。アリアたちに襲いかかるも、ハルカによって撃退。ハルカのことを気に入った模様。
- キネティック マネー
- 本名不明。お金の力によってソーサリアンとしての力を振るう。お金にうるさい。アリアたちに襲いかかるもトキワの策とカナタの刀で斬られて気絶。何者かに連れ帰られる。
- 閃光の影法師(せんこうのかげぼうし)
- 光の目(エイコズクロヘラ)の一人。アリアを連れ去るために学校でハルカやマキナと戦闘。二人を圧倒する力を見せる。トキワの左腕と右足、マキスのボディーを大破させている。
- 映し身のソーサリアン
- エミーリエに襲い掛かるも圧倒的な実力差で返り討ちにされる。トキワたちのよって、一応は見逃される。
忍び[編集]
- かがり
- 失われたトキワと遭遇。それから、度々トキワたちと出会ってバトルになるも、トラブルでいつも胸を揉まれてしまう。
高校関係者[編集]
- 安永 福太郎(やすなが ふくたろう)
- トキワ達のクラスの担任教師。
- 春日井 あずさ(かすがい あずさ)
- 第12の時より登場。トキワのクラスメイトの女子。眼鏡っ娘であり、巨乳。ハルカに好意をもっている。
- 小豆とぎによって魂を抜かれるが、アリアの魂で生気を戻すことに成功して一命をとりとめる。
- 琴広(ことひろ)
- 第22の時より登場。トキワのクラスメイトの女子。トキワがオカルト関係に詳しいと思って、家に現れる妖異について相談。最終的にカナタによって倒される。
主要人物の親族[編集]
- カナタの父親
- カナタに忍者の修業をさせている。右目に眼帯をつけている。かつて、天啓の勇傑の一人として戦っていた。
- 弥多 ハルカ(やた こじゅうろう)
- ハルカの父親。手品師にして源術師だったが8年前に死亡。東の賢者と呼ばれていた。かつて、天啓の勇傑の一人として戦っていた。
- 弥多 由久恵(やた ゆくえ)
- ハルカの母親。大女優で、中々家に帰れずにいる。
その他[編集]
- 鈴木・ゼンバイザー
- ソーサリー対策で名前を隠しているために本名不明。特務広域捜査官(とくむこういきそうさかん、略して特広(とっこう))の警察で、科学の領域を超える事件を扱う。トキワに力を持たない凡人が今の友人たちと一緒にいると死亡すると警告する。トキワ個人については好印象をもっているようで、身を案じて忠告を続ける。
- 相手の頭に直接情報を流したり、相手の頭から情報を読み取ることができる。
- かつて、存在の時に天啓の勇傑と呼ばれる戦士をまとめるリーダーだった。
- 結城(ゆうき)
- トキワたちのいる地域の交番に勤めている巡査の男性。琴広の家に現れた妖異に対して、同僚から懲戒免職になると言われて止められながらも、市民の生命財産のために警官になったという信念のもとで妖異に発砲。どんな処分も覚悟の上だったが、鈴木によって昇進となった。
用語一覧[編集]
- 志念抜刀法(しねんばっとうほう)
- カナタの使う心の刃を出す技。
- 妖異幻怪(よういげんかい)
- 人の技が効かぬ妖異(ようい)。忍は、これらを倒すことを使命としている。
- 源術師(ソーサリアン)
- 源術(ソーサリー)と呼ばれる術を使う。「審判の目」を通して力をふるう。
- 審判の目(ジャッジメントアイ)
- 鉄を柔らかくするのに何%不純物が混ざった状態までを鉄とするかなどを判断する目。この判断に合わないと源術は発動しない。
- 光の目(エイコズクロヘラ)
- ソーサリアンこそ人類に君臨して世界を平定する権利を持っていると信じている存在。
- 天啓の勇傑(てんけいのゆうけつ)
- 数十年前に存在の時が来た時に戦った存在。
単行本[編集]
少年サンデーコミックス(小学館)より発売。
巻数 | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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1 | 2015年2月23日(2015年2月18日発売) | ISBN 978-4-09-125596-9 |
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2 | 2015年4月22日(2015年4月17日発売) | ISBN 978-4-09-125800-7 |
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3 | 2015年7月22日(2015年7月17日発売) | ISBN 978-4-09-126187-8 |
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4 | 2015年9月23日(2015年9月18日発売) | ISBN 978-4-09-126247-9 |
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5 | 2016年1月23日(2016年1月18日発売) | ISBN 978-4-09-126499-2 |
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6 | 2016年4月23日(2016年4月18日発売) | ISBN 978-4-09-127094-8 |
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