ディープブラック (飲食業)
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飲食業界に於いて、ディープブラックとは悪質な顧客を意味する隠語のひとつ。
概要[編集]
ディープ・ブラックは直訳すると「墨黒」や「濃い黒」または「深い黒」であり、比喩すると「深い闇」とも表現できる。本来、英語で闇とは「black」ではなく「black‐marketing」や「deep darkness」が正しいが、日本では、ニュアンス的にディープ・ブラックと言ったほうが分かりやすく通じやすい。
特にこの言葉が使われはじめたのは飲食業界(特にホストクラブ)であり、そこの客のツケ代(所謂、売り掛け)を支払いせずに逃げる客を、ブラックリスト(出入り禁止)にした経緯から当初、ブラックと包括的に呼んでいた。その中でも複数店舗の飲食代金を清算せずに逃げるような、さらに悪質な客もおり、単なるブラックよりも、より一層悪質な場合をディープブラックと言った。
使われはじめたのは2000年頃であるが、その後に、一部のホストがブログやツイッター内の記事で再び使用しはじめて、徐々に認識されはじめている用語である。要約すると、ブラックリスト中でもさらに悪質な客といったところである。差別用語ではなく、飲食業界(特にホストクラブ)のリスクヘッジの観点からそのような客に対してツケ(売り掛け)をしないようにするために、客を区別しリスク管理するための用語である。またこれは複数店舗の清算未払い行為に限定せずとも飲食業界(特にホストクラブ)におけるモンスタークレーマーであり、尊大な態度で何かと理由をつけて理不尽で不当な要求を従業員にしてくる場合での、特に悪質な客も含まれる。