チャールズ・ベイザーマン

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チャールズ・ベイザーマンは、アメリカの作家・文芸評論家である。

「ジャンル」論[編集]

従来、小説を「ジャンル」分けするときには、小説内で描かれている要素によって区分するのが常であった。しかし、現代の小説は、SF作品のなかに学園ものの要素が入っていたり、ファンタジーのなかにミステリーの要素が入っていたりと複雑な様相を呈しており、中身による分類が困難となっている。

そこで、ベイザーマンは2002年の論文『ジャンルとアイデンティティ』のなかで、「ジャンル」をコミュニケーションのための社会的な場として捉えることを提唱した。ある特定の「ジャンル」に参加している読者は、同じような基礎知識・価値観を共有し、同じような行動を取るようになる。例えば、同人誌の頒布・購入といった行動は、その好例として挙げられるだろう。そうした似通った価値観や行動を生み出す媒体として、小説の「ジャンル」を捉えるべきであると述べた。小説「内部」の要素でジャンル分けするのではなく、小説「外部」の社会的影響によってジャンル分けする点が、画期的な発想といえる。

参考文献[編集]

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