Enpedia:チェックユーザー
チェックユーザー (英: CheckUser、略称:CU) とは、エンペディアンなどの利用者に関する編集データ情報(接続情報)を取得し、複数アカウント(ソックパペット)やIPアドレスなどの同一性を確認したりすることができるツールのことで、エンペディアが使用しているMediaWikiソフトウェアにおける拡張機能(Extension:CheckUser)のひとつです。
またその機能を行使することができるユーザーのことも「チェックユーザー」と呼ばれ、管理者やビューロクラットと同種の利用者区分(グループ権限)のひとつでもあります。日本語では「利用者調査者」もしくは「利用者調査係」と呼んでいます。
ツール[編集]
チェックユーザーツールでは以下の情報が取得できるようになっています。
- アカウントの全使用IPアドレス、ユーザーエージェント(UA)
- IPアドレスから使用されている全アカウント
- 調査した利用者の最近の投稿数件
なお、これらの情報は最近の投稿が増えるとともに古い情報は消えていきます。このためかなり古い情報は取得できない場合がありますので注意してください。またこれらの情報は基本的に編集やログなどの操作が必ずも過去数ヶ月ないし年内に最低1回ないと情報が取れない場合があります。
更にこの機能にはチェックユーザー専用のログページがあり、利用者調査者がツールを実行すると、実行ログ(誰が誰を調査したのか)が記録されます。不正な行使記録が見つかった場合は権限の濫用とみなし、方針に基づいて実行者はこの権限が即座に剥奪される場合があります。
利用者調査者[編集]
以下、チェックユーザー(利用者調査者)の権限について。
この権限は利用者のプライバシーにかかわるため、権限の行使を行うには慎重にならなければなりません。権限の行使はEnpedia:プライバシー・ポリシーに基づいて行われます。
主な仕事[編集]
複数アカウントの不正使用(ソックパペット)の疑いある利用者を調べ、その利用者の接続情報やユーザーエージェントから利用者の同一性を確認したりします。怪しいアカウントを発見した場合は、フォーラム:特殊な操作の依頼/チェックユーザー依頼 へ連絡してください。
ソックパペットについて[編集]
ソックパペットと扱われる不正行為は以下のものが挙げられます。
- 投稿ブロック中のユーザーがブロック破りに使ったアカウント
- 別利用者になり済まし、議論などに参加するアカウント。また自作自演を行うアカウントなど。
- 複数アカウントによる投票
チェックユーザーによる調査や、コミュニティによる審議によって、このような不正行為が行われていることが認定された場合は、Enpedia:運用細則#投稿ブロックの方針にもとづいて無期限ブロックが行われます。
チェックユーザー(利用者調査者)になる方法[編集]
この権限へ所属するには、コンピューターネットワークに関する知識 (IP v4,TCP,Proxy,ISP:InternetServiceProvider,UA:UserAgent,etc) を有していることが求められ、プライバシー・ポリシーを熟読の上、同意し、履行する必要があります。
権限の付与を希望する場合、Enpedia:追加権限保有審査で受け付けます。
- 合格条件
- 管理者在任期間が 6 か月以上
- 直近の審査を合格(現役であることを問わない)
- 審査員の 4 分の 3(75% 以上)が合格判定を出す
- 式: {有効合格投票÷(有効合格投票+有効不合格投票)}×100 = 合格判定率
- 75% の賛成→合格、74.999...% の賛成→不合格
- 承認権限を持つスタッフによる承認
- 承認までにはスタッフとの数回ほどのメール等によるやり取りを経ます。
- 承認されないこともあります。
主なチェックユーザー(利用者調査者)[編集]
- 旧エンペディア
- オレリ(トーク / 履歴)(2009年5月1日 - 2010年12月9日[1] / 旧エンペディアの運営者、創設者)
- Rxy(トーク / 履歴)(2010年8月10日(推定) - 2010年12月9日[1] / オレリ氏による臨時任命。旧名 Hosiryuhosi として活動)
- Fievarsty(トーク / 履歴)(2010年8月10日 - 2010年12月9日 / オレリ氏による臨時任命。2010年12月9日に依願退職)
2nd:Enpedia:チェックユーザー(閲覧権限必要)も参照。
- 現エンペディア
現在のエンペディアにおける常任チェックユーザー(利用者調査者)の該当者はいません。スタッフが必要時に権限の行使を行っています。
脚注[編集]
- ↑ a b 2nd:Forum:権限除去に関する特別審議#CU権限除去に基づき除去