タイムパラドクスゴーストライター
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『タイムパラドクスゴーストライター』は、作画:伊達恒大、原作:市真ケンジによる日本の漫画作品。
概要[編集]
『週刊少年ジャンプ』2020年24号から39号まで連載。
ストーリー[編集]
佐々木哲平は、漫画専門学校に通っていた20歳の時に新人賞の佳作を受賞するも、バイトとアシスタントで4年かけても読み切り掲載にも至らずにいた。漫画家を目指すのを辞めようかと考えていたとき、家の電子レンジに雷がおりて、その中から10年後の少年ジャンプの雑誌が出てくる。十年後の漫画雑誌に載っていたアイノイツキの漫画「ホワイトナイト」に感動してもう一度読もうとしたがジャンプは消えていた。十年後のジャンプは自分の深層意識から出た夢だったのではないかと「ホワイトナイト」を描き上げる。そして、それを出版社に持っていくと編集長をはじめとして大絶賛。掲載された読み切りは大人気となる。だが、十年後のジャンプはそれからも電子レンジに送られてきており、夢の中の出来事ではないと知ることになるのだった。
十年後に出ることがなくなってしまったホワイトナイトを代わりに自分が描き上げる覚悟を決めた哲平。そんな彼のもとに本来の作者であった藍野伊月が姿を現す。彼女は自分を同類だと言い、漫画で勝負すると言い出す。そして、週刊連載が始まり、伊月はアシスタントの一人としてくるのだった。
登場人物[編集]
主要人物[編集]
- 佐々木 哲平(ささき てっぺい)
- 24歳の男性。週刊少年ジャンプで連載されることを目指していたが、芽が出ずにいて漫画家を目指すのを辞めようかと考えていた。そんな中、十年後の漫画雑誌に載っていたアイノイツキの漫画「ホワイトナイト」に感動。夢の中の出来事かと思って感動した「ホワイトナイト」を描き上げたところ、読切に掲載されて大絶賛となる。だが、それからも十年後のジャンプが送られてきて夢の中の出来事でなかったことを知る。そして、ホワイトナイトを自分が代わりに描き上げて世に送り出すことを決意。そして、本来の作者である藍野伊月らアシスタントを迎えて連載することにするのだった。
- 藍野 伊月(あいの いつき)
- 「ホワイトナイト」の本来の作者の女性。17歳。高校は不登校であったが、哲平のホワイトナイトが連載されるにあたって上京して、彼のアシスタントとして働く。その後、ジャンプにて「ANIMA(アニマ)」という作品でデビューして人気となる。
アシスタント[編集]
- 赤石 元気(あかいし げんき)
- 19歳の男性。手塚賞準入選。
- 山根 次郎(やまね じろう)
- 35歳の男性。プロアシスタント。
- 五十嵐 肇(いがらし はじめ)
- 23歳の男性。月例賞佳作受賞者。
編集[編集]
- 宗岡(むねおか)
- 編集長から哲平の「ホワイトナイト」の担当編集を任される。
- 菊瀬(きくせ)
- 哲平の元担当編集者。
その他[編集]
- 岡野(おかの)
- 哲平の専門学校時代の友人。
- 七篠権兵衛(ななしのごんべえ)
- 42歳。哲平の漫画の師匠。本名は桃園恋子(ももぞのれんこ)。
用語一覧[編集]
- ホワイトナイト
- 哲平のもとに送られた十年後のジャンプに掲載されていた漫画。作者は藍野伊月だったが、未来からジャンプが送られてきたことによって哲平が代わりの作者となっている。
単行本[編集]
集英社〈ジャンプ・コミックス〉より発売。全2巻。
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1 週刊時空をジャンプ! | 2020年8月9日(2020年8月4日発売) | ISBN 978-4-08-882384-3 |
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2 Writer | 2020年10月7日(2020年10月2日発売) | ISBN 978-4-08-882431-4 |
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脚注[編集]