セーフティリード
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セーフティリードとは、得点やタイムを競うスポーツにおいて逆転されないほどの有利な差を指す言葉である。
概要[編集]
ある競技において、余程特殊な事象がない限り逆転されないであろうほどの差のことである。しかし、何点差以上または何秒差以上がセーフティリードである、という明確な基準はない。野球であれば9回裏で先行側に5点差のリードがあれば一般的にセーフティリードと呼ばれるものであり、通常であれば先行側の勝利は間違いないものである。
なお、大量点差時における試合運びはスポーツマンシップ、興行的展開の両方の観点から慎重さを求められることがある。特に野球においてはセーフティリードを持っているチームは試合後半にバントや盗塁、または3ボール0ストライクからスイングしてはならないなどの不文律の存在もあり、これを破った選手に対して次の打席や試合などで報復死球(故意死球)を見舞うこともある。一方、サッカーにおいても大量得点時における追加点について賛否が分かれており、10点差以上取るのはマナー違反という意見と大量得点だからと言って手を抜くのは相手に失礼(無気力試合)という意見もあり、統一された見解はない。
前述のとおり、セーフティリードの明確な基準はないとされている。一方、5点差で盗塁されたチームの監督が「これは教育やろなあ」と発言することもあり[注 1]、当事者間で5点という差は不文律に該当すると認識している可能性もある。しかし、1イニングに5点以上得点されるケースも多く、リリーフの大炎上や守備難に定評があるチームによっては5点でも安心できないのではないか、という意見もある。
関連項目[編集]
注釈[編集]
- ↑ 2010年6月4日の阪神対オリックス戦におけるオリックス監督の岡田彰布氏(当時)の試合後インタビューにて