セルジオ・ガローネ
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セルジオ・ガローネ(Sergio Garrone、1925年4月15日 - 2023年7月12日)は、イタリアの映画監督、脚本家、映画プロデューサー。別名はウィリー・レーガン(Willy Regant)、ウィリー・S・レーガン(Willy S. Regan)[1]。
経歴[編集]
ローマ生まれ。弟は俳優のリカルド・ガローネ[2]。1948年に助監督、ドキュメンタリー映画製作者、制作助手としてキャリアをスタートした[3]。1953年に映画業界を離れたが、1965年に低予算のジャンル映画のプロデューサーとして映画業界に戻った[3]。1968年からマカロニ・ウエスタンを中心とする監督・脚本家として活躍した[2][3]。たいていはウィリー・S・リーガンとしてクレジットされた[2][3]。1984年に公開された2本の女囚映画の脚本を書いた後、映画業界を引退し、ローマでレストランを経営したとされる[4]。2023年7月に98歳で亡くなった[5]。
様々なジャンルの娯楽映画を手掛けた職人監督、脚本家。監督作にマカロニ・ウエスタン『ジャンゴ・ザ・バスタード』(1969)、『十字架の長い列』(1969)、マカロニ・コンバット『油田基地大爆破』(1970)、クラウス・キンスキー主演のホラー映画『La mano che nutre la morte』(1974)、『Le amanti del mostro』(1974)、ナチスプロイテーション『ナチ女収容所/続・悪魔の生体実験』(1976)、『ナチ第三帝国/残酷女収容所』(1976)などがある。『ジャンゴ・ザ・バスタード』はクリント・イーストウッド監督・主演の『荒野のストレンジャー』(1973)や『ペイルライダー』(1985)に影響を与えたといわれる。
作品[編集]
監督・脚本[編集]
- Se vuoi vivere... spara!(1968)
- 三人の無法者(1968)
- ジャンゴ・ザ・バスタード(1969)
- 十字架の長い列(1969)
- 油田基地大爆破(1970)
- Terrible Day of the Big Gundown(1971)
- Quel maledetto giorno della resa dei conti(1971)
- La mano che nutre la morte(1974)
- Le amanti del mostro(1974)
- ナチ女収容所/続・悪魔の生体実験(1976)※DVDのタイトルは『美少女集団監禁』『美女集団監禁ゲシュタポSM収容所』。
- ナチ第三帝国/残酷女収容所(1976)
- Il braccio violento della mala(1978)
- コリンヌ・クレリー/ラストハーレム(1981)
- 美女暴行・鉄格子の欲情(1984)
脚本[編集]
- 荒野のみな殺し(1966)※製作・脚本
- キラー・キッド(1967)※製作・脚本
- 戦場のガンマン(1969)※原案
- シカゴ・アンタッチャブル(1969)
- Blonde Köder für den Mörder(1969)
- Bastardo, vamos a matar(1971)
- La clinica dell'amore(1976)
- Malizia erotica(1979)
- La pagella(1980)
- Perverse oltre le sbarre(1984)
- Detenute violente(1984)
製作[編集]
- 荒野のみな殺し(1966)※製作・脚本
- キラー・キッド(1967)※製作・脚本
- L'ultimo killer(1967)
- Io monaca... per tre carogne e sette peccatrici(1972)
プロダクションマネージャー[編集]
- L'esorciccio(1975)
出演[編集]
- 1055 - Una magia senza fine(2013)
出典[編集]
- ↑ allcinema
- ↑ a b c Marco Giusti 『Dizionario del western all'italiana』 Mondadori, 2007、2007年。ISBN 978-8804572770。
- ↑ a b c d Roberto Poppi 『I registi: dal 1930 ai giorni nostri』 Gremese Editore, 2002、2002年。ISBN 8884401712。
- ↑ IMDb
- ↑ “Cemetery with crosses – legends lost but remembered/G”. SWDB. 2024年2月13日確認。