セグウェイ

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セグウェイの車体

セグウェイとは、かつてディーン・ケーメン氏を中心として開発され、Segway Inc.から製造・販売されていた乗り物の一つ、またはそのブランド名。本項では主に前者について述べる。

概要[編集]

特徴[編集]

2001年12月にSegway Incより発売。二つの車輪とその間に挟まれたプレートに搭乗し、ハンドルを握りながら前後への体重移動で操作するという奇抜な操縦スタイルを採用しており、即時停止の実現や専有面積のコンパクトさなど、セグウェイならではの利点も多い。最高速度は凡そ20km/h、リチウムイオンバッテリーへの一回約8~12時間の充電で最大40km程の距離を走行することが出来る。積載量は搭乗者を含めて約118kgとなっている。 また、セグウェイは車両の分類が「電動立ち乗り自動車」となっていたり「一人乗りスクーター」となっていたりとなかなか安定していなかったが、一般的には「並行二輪車」として認知されている。

使用時の利点や実際の活用場面[編集]

自転車やスケートボードなどのように反復的な練習が不要であり、なおかつ安定して15~20km/h程の速度で移動できるため、アメリカのシカゴ等では警察官のパトロール用途としてセグウェイが使用されたり、ヨーロッパや北米・アジア各国の観光客向けツアーの際にも用いられることがあった。

一方で[編集]

2022年3月7日現在、日本国内でのセグウェイによる一般公道の走行は、「自治体や協議会からの道路の使用許可を得た実証実験」等の場合を除き原則として認められていない[1][2]。 これは法律上での二輪車の定義が「前後に車輪がついているもの」であり、左右に車輪があるセグウェイはこれに該当しないためである。 また、公道を走行する車両の条件として「物理的な制動装置(ブレーキ)の装備」があるが、モーターにより車体を制御するセグウェイに制動装置を実装すると、バランスが取れずに転倒してしまうためなどといった理由もある[3]

脚注[編集]

  1. イギリスも同様。
  2. なお、ナンバーの取得は可能である。
  3. https://trafficnews.jp/post/96829/2#:~:text=二輪でも「二輪車」に絶対当てはまらないワケ

情報元[編集]

関連項目[編集]