セイ (聖女の魔力は万能です)
セイ・タカナシはライトノベル『聖女の魔力は万能です』の主人公。 本名は小鳥遊 聖。【聖女召喚の儀】によりスランタニア王国に召喚された、日本のOL。物語中ではただ「セイ」とのみ呼ばれる。スランタニア王国では、平民は姓を持たないため。なおかつ国内で馴染みの無さ過ぎる姓で、名乗ると無用の詮索をされるおそれがあるため。
やや高めの身長で細身、腰まで届くストレートロング。一見地味だがよく見ると美人、というタイプである。性格は真面目で無欲かつ人が良い。最初は眼鏡をかけていたが、異世界転移後に視力が回復して外す。
経歴[編集]
明記されていないが、物語開始時点で推定23~24歳。リズことエリザベス・アシュレイのことを、単行本第1巻・P126にて、「十五歳くらい」と形容していること、同じくP174にて「十歳近く下」と形容していることから。
日本にいた頃からワーカホリックの傾向があり、召喚時は過労からひどくやつれていた。実は過去男性と付き合った経験が無く、20歳を過ぎて恋愛にはまったくウブである。
ある日、夜遅くに自宅に戻ったところ、突然、聖女召喚の儀でスランタニア王国に聖女として呼び出された。ステータスによれば本物の【聖女】だった。しかし第一王子は彼女を聖女とみなさず、同時に呼び出された御園愛良のみに目を向ける。セイは、20代の地味な女性である自分より10代の美少女である愛良を選ぶのは自然なことだと思う反面、呼び出しておいて失礼ではないかと怒っている。その後、怒りに任せて王国を出ようとするが、元の世界に戻れないことや当面の生活をどうすればいいかもわからなかったことから、趣味のハーブ栽培を生かして王国の薬用植物研究所で働くことになった。
セイは研究所のジュードのもとでポーションを作る作業に従事したが、レベルが低いのにもかかわらず、いきなり常人の何倍もの数のポーションを作ってしまう。とこのように、本物の聖女ゆえに、召喚時から強大すぎる魔力と無限の聖属性魔法を持ち、その力で、常人には不可能な奇跡とも言える出来事を、次から次へと起こすことになった。
召喚された際放置されたことで、第一王子に腹を立てており、そのことで未だにわだかまっている。また、本人も聖女のような面倒な役目を押し付けられるのは御免であった。そのため、自分が本物の聖女であることを知りつつも、それを明かすつもりはない。