セイレン (アニメ)

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セイレン』は、2017年1月から3月まで放送される日本テレビアニメ

概要[編集]

高山箕犀原案のアニメで、『アマガミ』と世界観が共通している。2016年10月15日にタイトルを発表して、2017年1月より放送[1]。2017年3月まで全12話が放送された。

ストーリー[編集]

常木耀[編集]

第1話
鬼型雅美に指摘されて進路について悩む嘉味田正一七咲郁夫とも話をしつつも考える。教室に戻ると常人耀が、正一の机に座って友達と話していた。声をかけてどいてもらうが、からかわれてしまう。それでも、耀が座っていた机をじっと見てしまうのだった。家に帰った後、姉の嘉味田十萌とゲームをした正一。進路について考え出したことを話している。
学校での食事で耀に呼ばれてしまい、友達も含めて一緒に食べることになってしまう正一。そこでもからかわれてしまい、味もよく分からないままに食事を終えるのだった。放課後には図書室で勉強している正一と郁夫の前に現れた耀。そこで、耀は郁夫に古文の出題予想を教えてくれるように頼んで了承してもらうのだった。その後、正一は郁夫に耀が誰かと付き合っているという推測を聞いたりしている。
テストを無事に乗り切った正一は、郁夫に2週間の夏期講習に一緒に行かないかと誘われる。とりあえず、返事を保留にした正一は荒木達也も誘って郁夫と3人でゲームセンターに遊びに行く。そこで、正一は荒木が誘われた女の子たちとの宿泊のメンバーに耀がいることを知ってモヤモヤした気持ちをかかえる。帰り道に耀がバイトをしている姿を見かける。そこにいた男性が付き合っている相手と思い、耀は自分とは違って大人だと思い、自分も先に進もうと夏期講習に行くことを決意するのだった。
夏期講習の合宿先に到着した正一たち。正一は、小テストで最下位になってしまって、ついていけるのかと不安になってしまう。郁夫に今日はゆっくり休もうと言われて、部屋に戻って気合を入れ直す正一。窓を開けて叫んだ時、謎の女性が窓から入ってきて悲鳴をあげるのだった。
第2話
窓から入ってきたのは耀だった。耀はバイトをしているのがばれたことで両親と喧嘩していた。それでも強行して合コンツアーに行こうとしていたが、両親に夏期講習に強制参加させられてしまっていた。それで山を下山して逃げようとしていたが、鹿に追いかけられて失敗。それで逃げていたら正一の部屋に逃げ込むことになったのだった。
耀の格好にドキドキしてしまう正一。服が濡れてしまったということで、耀は正一のジャージを借りることにする。ジャージを借りた耀は帰っていくも、正一は色々と想像してしまうのだった。
翌日、郁夫と昼食を食べようとしていると耀と会う。耀の友人である吉田麻子も加えて一緒に昼食をとることにする。麻子と耀は二人しかいない全力救済コースの生徒で、正一や郁夫とは別のクラスだったために今まで会わなかったのだった。耀は脱走した罰として女子トイレの掃除をすることになったため、正一にジャージを着たまま掃除をする許可をもらっていて、こころなしか正一は嬉しそうな表情をしている。
女子トイレの掃除が終わって、麻子にコインランドリーの使い方を教えてもらう。そこで、耀が知らないうちに正一と付き合っているという噂があることを麻子に聞くのだった。耀は悪ノリして、正一とエッチなことをしたというような嘘を話している。
風呂上がりにコーヒー牛乳を飲もうとしていた正一は、耀が正一のジャージを着ているのを見て彼氏とエッチなことをしていると勘違いして話している桧山水羽丸石燈花が歩いてきたため、咄嗟に自動販売機の裏に隠れる。そして、話が過激化していったため、正一は「エッチなことはしていない」と思わず飛び出して叫んでいる。そこに耀が正一のジャージを洗濯して持ってきたため、誤解は広がっている。その後、耀は正一を連れていってジャージをいったん返したが、話のはずみで耀が正一たちに夜食を作ることになったため、ジャージを再び借りることになる。
耀は麻子に食材の調達を手伝ってもらって夜食を作り、郁夫と正一を加えて4人で夜食を食べる。夜食は好評で終わり、片づけで正一に廊下を見張ってもらいながら耀が皿洗いをする。そこで、正一はジャージはずっと貸すから耀に危ないことをしないように言う。そして、耀も折れてもうちょっとここで勉強してもいいかなと残ることを了承するのだった。
第3話
耀と麻子も基礎クラスで勉強することになった。耀のことをまじめに勉強していないと嫌味を言う人たちへの当てつけとして、薄着になって男子たちの視線を集めるのだった。
基礎クラスの雰囲気にプールで機嫌の悪くなっている耀。耀は正一に夏期講習にどうして参加したのか聞いてくるも、正一は「耀がバイトをしているのを見て自分を変えたいと思った」ことが理由なので言い淀んでいる。夜、夜食を食べていると耀が部屋を訪ねてくる。昼間のストレス発散がてらにやってきた耀は、正一の食べていたラーメンの汁をもらってそのまま食べる。その姿を見た正一は妙な気持ちに襲われるのだった。そして、勉強しようと机に向かうも、耀が部屋にいることで集中できずにいた。耀の足裏を見て妙な背徳感に襲われるのだった。耀の合コンツアーに行きたかったという愚痴を聞いているうちに、耀が水着を見せてくれるという流れになった。
正一は耀のパレオを借りることになり、男湯で耀の水着姿を見ることになる。耀の水着姿を見てジャージの跡とおへその組み合わせに刺激を受けたりしつつ、一緒にお風呂に入ることにする。そして、とりとめのない話をしていると宮前宗太が風呂に入ってくる。そのため、耀が隠れている間に正一がどうにかすることになる。正一はパレオ姿で立ち上がると、耀に興奮してしまって股間が勃起していたのが幸いして、宗太は襲われると勘違いして退散していくのだった。その後、風呂でのぼせてしまって倒れた耀を心配して部屋まで見送った正一。二人は少し外を見ることになる。正一は耀に色々と話を聞いてみるも、バイト先のコックが彼氏なのかと聞いたのがきっかけで空気が悪くなってしまう。耀は正一がバイトのことを告げ口したのかと聞いてきたため、慌てて否定する正一。耀は正一が見たのはオーナーで彼氏でもなんでもないと答えていくのだった。
バイトの話から正一は耀と話すことがなく、合宿から帰る日になる。帰った後、耀はオーナーにあることを相談している。その後、由貴恵らに連絡をして耀は何かに気づくのだった。
夏休み明けに学校に投稿する途中、耀が荒木と由貴恵が仲良く歩いている姿を見ているのを目撃する。声をかけてみるも反応がなく、俺が密告者だと疑っているのかと思う正一であった。
第4話
学校が始まっても正一は耀と話せないでいた。耀は正一を呼び出してジャージを返して、夏期講習で一緒だったことを内緒にするように言う。それを聞いて、正一は耀にどうしてそういうことを聞くのか問う。そこに風紀委員の上崎真詩が二人が別れ話をしていると勘違いして声をかける。真詩の話を聞いて、耀と正一はウサギ小屋に向かう。そこでは荒木と由貴恵がおり、二人が来たことで荒木は退散。耀は由貴恵にバイトのことを学校に言った理由を聞く。そして、由貴恵は荒木のことを好きなため、荒木とくっつくことがないように耀が合宿にこないための策略で学校にバイトのことを言ったと説明。その説明に耀は納得して、正一共々、由貴恵の恋を応援することにするのだった。
耀は正一へのお詫びとして料理を振舞う。正一は耀を誘って一緒に海に行く。そこで、キャッチボールをしている中で二人とも海の中に入ってしまう。そこで海の中で変態じみた会話をしている。夜になって正一は耀に告白しようとするも、耀は料理の修業のために卒業した後に住み込みで遠くに行くことを伝える。正一はショックを受けつつも、そんな耀の決意を受け入れることにする。そんなショックを受けた正一に耀はキスするのだった。
告白することのできなかった正一だったが、進路を決めて湯木尚武のところで働きつつ、管理栄養士を目指す。5年後、湯木尚武の店にスペインから帰ってきた耀の姿があるのだった。

宮前透[編集]

第5話
高校で隠れて鹿を育てるゲームをやっていた荒木、正一、郁夫の三人。そこに正一の手に入れた「純粋な鹿爪」のアイテムを交換してくれないかと宮前透がやってくる。透の育てた鹿を見て驚く3人。嘉味田十萌永沢栞がやってきたため、交換の話は改めてやるということになった。
お礼のアイテムを持ってきたと3人を待っていた透。カラオケで交換会をすることになり、透がイナゴマスクの歌を歌ったことで、正一たちは驚く。その後、正一は透の仕草にドキドキしつつ、透が作ってきたアイテムを受け取る。そして、4人は今度出る「ミリウサ」というゲームをみんなでやろうという話になっている。
4人でミリウサを始めるも、最初のプレイではあっという間に全滅してしまう。それでも、4人は楽しんでプレイできた。4人は集まって継続的にプレイしていき、ある日、透は正一にキーホルダーをプレゼントしている。
ゲームセンターに遊びに行く4人。そこで、正一は透と一緒に対戦ゲームの「ガソガル」をプレイする。二人をカップルと敵視した湯木健土屋渉が勝負を挑んできたことで、透は本気になって倒す。勝負の後、正一は小学生の二人にフォローして、透にもらったキーホルダーをあげている。透は正一に「ガソガル」のパートナーになってくれないとお願いして、二人はパートナーになるのだった。
第6話
相変わらず、「ミリウサ」のゲームをしている4人。正一は財布がピンチということもあって、別のゲームを透にやってみないかと勧めるも相変わらず「ガソガル」をプレイする透。対戦相手と揉めないか心配しつつも、無事に終わってホッとする正一であった。
勉強のためにパンフレッドをもらいに塾にいった正一は、郁夫が透と会っているのを見かける。それで気持ちがモヤモヤする正一は、姉に郁夫の女の子からの評判を聞くのだった。
今日もゲーセンに行っていた4人だったが、順番の関係で正一は透と一緒に中々「ガソガル」をプレイできずにいた。そこに常木と湯木健が「ガソガル」の対戦を挑んでくる。正一は透と一緒に常木たちと対戦。熱戦の末に正一たちは勝利するのだった。しかし、そこに風紀委員の三条るいせがやってくる。三条は上崎真詩がゲーセンから出てくるのを見つけて指導していたところ、郁夫と荒木は真詩を助けることにする。荒木と郁夫は正一たちに時間稼ぎをする間、逃げるように言う。正一は透を連れて逃げ、常木たちも逃げおおせる。常木と透の仲が悪い様子なのが気になる正一。近くで休憩しないかと誘い、聞いてみると二人は友達だったということを聞く。その後、そこで鹿のゲームで鹿の交配をすることになり、意識してしまう正一だった。
荒木と郁夫は上条を庇うことには成功するも、罰として飼育小屋の掃除をしばらくすることにする。二人はゲーセンを風紀委員が見回るから、正一にしばらくいかない方がいいと忠告するのだった。そこで、透がゲーム仲間になってからの不満を話す男子たち。正一は郁夫が塾で透に会っていたことについて聞くが、単純に気になる女の子がいたので相談していたと聞いてほっとする正一なのだった。
第7話
透のことについて聞こうと耀に話を聞くことにした正一。耀は中学時代に透と同じゲーム好きの大人しいグループだったと話す。透はモテて男子がよっていったが何をしても敵わなくてプライドがズタボロにされたという。他の女子からは反感をかって孤立してしまったと聞くのだった。
ゲームを徹夜でやって学校を休んでいた透を心配した正一は電話をする。すると家でゲームをやらないかと誘われて透の家を訪ねる。透の兄の宗太にも歓迎された正一。宗太も昔はゲームをしていて、透が女の子の友達ができなかったことに責任を感じていたという。透が小学生時代にクイズで優勝した番組を見せると、透は照れて番組を消す。そして、透の家に行ってガソガルのゲームをすることにする。正一は部屋にあった透が作ったぬいぐるみを譲ってもらえる。そして、ガソガルのゲームをやっている途中、郁夫と荒木が罰を受けていることを知った透は、荒木と郁夫を正一から奪った形になったのが気にいらないと一人にしてとトイレに行ってしまう、そして、意地になった透は耀にゲームを一緒にやらないかと誘うも断られる。結局、正一のとっておきというゲームセンターに二人で行くことになる。
正一が紹介したゲームセンターは変わっているが、風紀委員も来ないという場所だった。正一と透は二人で楽しくゲームをプレイしていく。サッカーゲームは白熱した末に透が勝利。そのときぬ指を軽く切った透のために正一が絆創膏を貼る。兄や正一に心配をかけて駄目だなという透。透は反省してしばらくゲームは自粛することにしたのだった。
階段下で鹿のゲームをしている正一。透に会いたいとぬいぐるみを抱きしめていると透がやってくる。透は作っていたというシカマスのぬいぐるみを見せる。友達に誘わていくことにしたコミマに一緒に行ってくれないかと誘う透。正一もコミマ行きを引き受けて、コミマの手伝いをしてくれたらデートしてくれると聞いてテンションのあがる正一。
第8話
初のコミケの人ごみに驚く正一。栞と透のいるブースに無事に到着。正一は透のコスプレにドキドキしつつ、透の手伝いをする。コミカルマーケットが無事に開催されて、売り子をしていく。水羽と燈花が通りがかっているが、シカマスの手作りグッズの説明を熱心にして怖がられて逃げられてしまっている。シカマスのアクセサリーを透の衣装につけることを思いつくも、恥ずかしがってしまった透は逃げてしまう。正一は追いかけていくも、透はカメコに囲まれてしまっていた。カメコに囲まれて委縮してしまった透を助けようとするも、迷子になっていた十萌が自身のコスプレを披露することでカメコを引きつけ、正一は透を連れ出すことに成功するのだった。
カメコから離れて一息ついた透。衣装の脱ぎ方が分からないということで、正一にファスナーのスライダーの位置を探してほしいとお願いする透。お尻の部分にあるということが無事に分かり、正一はトイレまで手をつないで連れて行っている。
コミケも大反響で終わり、打ち上げに行くとそこは耀のバイト先の店であった。耀は十萌にミスサンタコンテストで出場していたことを覚えられていて喜んでいる。耀は透を挑発したりしているが、露出度の高い衣装でコスプレをしていた十萌の写真を見て顔を赤くして退散している。透は明日からは真面目な受験生になるとみんなに話すのだった。
先に帰ろうとする透を追いかける正一。透は自分のコスプレ姿を褒められなかったのに、耀が正一にエプロン姿を褒められたことに嫉妬。正一はデートして告白する最後のチャンスと、透に告白する。しかし、透はそういうのはよく分からなくてと答えて、正一はショックを受けつつも上を見上げる、すると、透は正一の首筋にキスをしてくる。透は前から正一ののどぼとけが気になっていたと言い、告白一つで関係を変えることはできないが正一の首筋にこういうことをしたい気持ちはあると答える。正一は透を抱きしめてお互いにキスをするのだった。そして、公園を腕を組んで歩くのだった。

桃乃今日子[編集]

第9話
魔法少女アニメのコスプレをする幼いころの正一。幼馴染の今日子に魔法少女姿を見せて遊んでいた。その姿を見ていたのは、『アマガミ』の主人公である橘純一に似た姿の男性であった。
クラスで耀たちが女子トークをしているのを眺めていた正一。そんなとき、桃乃今日子が漫画を返すためにやってくる。少女漫画の「魔法少女パプリ」を受け取って、耀にからかわれそうになったところを今日子に助けられている。なんとか難を逃れて後で階段にて今日子にお礼を言う正一。そこでワンゲル部長と十萌が屋上から下りてくる。正一はワンゲル部長に十萌と会っていたことは内緒と口止めされるのだった。
放課後、今日子に誘われてパンケーキの店に行くことになる正一。途中で湯木健と三条りんが遊んでいるのを見かけ、正一はポーズをとって喜ばれている。パンケーキの店では食べ放題ということで次々と食べていって目立つ正一。今日子と恋話をすることになり、モテているといわれる正一。そんな会話に顔を赤らめる正一であった。家に帰ると、十萌に屋上のことについて聞いてみる正一。家庭部のことで相談されていたということを知る。
今日子は魔法少女パプリの漫画を持って公園にいたところ、三条りんがその漫画を読んで泣き出してしまう。そこに宇野小春時岡奈緒がやってきて子供は泣き止む。二人は家庭部であり、子供っぽいと言われるという悩みを相談したところ、家庭部に誘われる。今日子は正一と一緒に家庭部に見学をすることにする。正一は家庭部はどんなものなのかと訝しんで、今日子を心配しつつもしばらく外で待つことになる、すると、今日子は和服に着替えて出てきて一緒にお月見をして楽しむことになる。今日子の和服姿に少なからず綺麗とドキドキする正一。家庭部の女性の服を買っていかがわしいことをしているという誤解も解けて、正一は今日子の家庭部の入部を頑張れよと送り出すのだった。
第10話
文化祭で鹿肉料理を任せられることになってしまって困惑する耀。そんな中、郁夫はクリスマスイヴに好きな人と過ごしたいからと正一に一緒には過ごせないと断りを入れるのだった。
三条は家庭部にクリスマスツリーの飾りつけを半ば脅しも交えながら任せてくる。正一は今日子の様子を見ようと家庭部を訪れると、コスプレ姿のままで寝ている今日子を発見する。今日子が作ったという軽食を正一は頂き、おいしいと成長を感じるのだった。家庭部は文化祭でケーキを販売するため、今日子もケーキに飽きるほど頑張ったのだった。
正一は今日子をクリスマスにデートに誘うため、耀に相談する。耀にデートプランを考えてもらい、今日子を誘うことにする。家庭部に行ってみると、考えたクリスマスツリーの飾りつけを断られて悩んでいた。今日子と正一はクリスマスツリーの飾りつけに使う古着を探すことになり、正一の古着をあさる。今日子は正一の使っていたパジャマを着て楽しんだりしつつ、正一の使っていた古着をもらっている。イナゴマスクのパジャマをクリスマスツリーの飾りつけに使うことにした後、正一は今日子をクリスマスに一緒に外食に行かないかと誘う。だが、大人のホテルが検索ワードで出ていたことから今日子と微妙に気まずい雰囲気になる。そして、正一は今日子をクリスマスデートに誘うことに失敗してしまうのだった。
今日子に恋愛相談をされた家庭部の先輩二人は、耀に相談を持ち掛ける。だが、耀の言葉に正一が自分のせいで悪口を言われていると思って席を外す。家庭部の先輩二人は今日子に元気を出すように言うが、今日子は正一のことを信じていて、先輩たちも安心するのだった。
第11話
青信号であるにも関わらず突っ込んできた今日子を助けた正一。正一は今日子とそのまま歩き、家庭部のツリーづくりが大変という話を聞く。今日子にイブのデートに誰かを誘ったのかを聞かれた正一は「荒木とカラオケに行ったときに耀たちと会い、荒木が正一を励ますために馬鹿をやってくれた」ということを話す。安心した今日子は「ずっと仲のいい幼馴染でいてくれる」と言われた正一は「そのままでいい」と答える。その後、正一は今日子から毛糸のパンツをもらうのだった。
今日子の下着選びに付き合わされることになった正一。恥ずかしさを感じつつも、下着選びを手伝う正一。今日子は上からスカートの上からパンツを重ねて正一にみせて感想を求める。そして、今日子はその下着を買うのだった。
家庭部は無事にクリスマスツリーを完成。実は古着の下着も使ってツリーの飾りに使っていることは秘密にしつつ、無事に三条たちにもOKをもらう。
一人で歩いている帰り道、マスクをつけた郁夫と出会う。栞や透もいる中、郁夫はポーズを決めるも滑り台で完全にこけてしまう。そして、傍による正一に女の子に振られたことを話して泣き出す。正一は郁夫みたいな男になりたいと決意するのだった。
家庭部でケーキ作りをする今日子たち。何やら扉を叩く音が聞こえ、見てみると家庭部を探しているという水羽が入ってきて醤油を借りていっている。
郁夫みたいになろうと決意した正一は毛糸のパンツを何気なく取り出したところ、十萌が部屋に入ってくる。今日子にもらった物だと知った十萌は色々と勘違いして、部屋を出て行っている。その後、パンツが男物で毛糸のパンツに穴をあけているということは、今日子に意識されているのではないかと思い立つ。そして、外を全速力で走ってクリスマスイブに後悔は残さないと決意して叫ぶのだった。
第12話
順調に創設祭が始まり、正一は鹿の串焼きの手伝いをする。屋台の準備も終わって、正一は今日子の所に向かう。正一は今日子と二人きりで話をしたいと、遅くなってもいいから来てほしいと約束を取り付けるのだった。
あちこちでそれぞれの創設祭を堪能するみんな。家庭部の反省会で、おでんを渡されて正一のところに向かう今日子。今日子は正一と一緒に屋上にあがって、正一の話を聞く。そして、正一に告白された今日子はおでんを食べながら答えを考えることにする。今日子はベンチに座った正一の上に座っておでんを食べる。今日子は女の子として見られるのが嬉しいと気づいたと話す。二人はきちんと正面から向き合い、花火があがるなかで口づけをするのだった。その様子を家庭部のみんなはこっそりのぞいているのだった。
十年後、漫画編集者となった正一。今日子との間にできた子供と3人でクリスマスイブを過ごすのだった。

登場人物[編集]

輝日東高校[編集]

嘉味田正一(かみた しょういち)
声 - 田丸篤志 / 久保ユリカ(幼い正一)
クラス:2年B組 / 血液型:不明 / 誕生日:3月17日 / 部活:なし
本作の主人公。
嘉味田十萌(かみた ともえ)
声 - 沼倉愛美
クラス:3年A組 / 血液型:O型 / 誕生日:5月20日
好きなこと:弟の成長 / 苦手なこと:ものを捨てること
主人公の一つ年上の姉。
常人耀(つねき ひかり)
声 - 佐倉綾音
クラス:2年B組 / 血液型:O型 / 誕生日:11月30日
好きなこと:食べること / 苦手なこと:タバコの煙
動物は好きだが、親が動物が苦手。
桃乃今日子(とうの きょうこ)
声 - 木村珠莉
クラス:1年A組 / 血液型:B型 / 誕生日:2月22日
好きなこと:ホラー漫画、恋愛話 / 苦手なこと:夜更かし
上崎真詩(かみざき まこと)
声 - 三上枝織
クラス:1年A組 / 所属:風紀委員会 / 血液型:O型 / 誕生日:6月7日
好きなこと:家族旅行 / 苦手なこと:頑固モードの風紀委員長
姉が大好き。
三条るいせ(さんじょう るいせ)
声 - 黒木ほの香
クラス:2年A組 / 委員会:風紀委員会 / 血液型:A型 / 誕生日:9月9日
好きなこと:自室で身体測定 / 苦手なこと:なし(自覚できない)
風紀委員長。
宮前透(みやまえ とおる)
声 - 下地紫野
クラス:3年A組 / 血液型:O型 / 誕生日:3月2日
好きなこと:部屋の窓から見える高峰山 / 苦手なこと:恋愛相談
ゲーム好き。
七咲郁夫(ななさき いくお)
声 - 浅利遼太
クラス:2年B組 / 血液型:O型 / 誕生日:1月15日
好きなこと:ネットサーフィン / 苦手なこと:姉の悲しむ顔
『アマガミ』のヒロイン七咲逢の弟。
荒木達也(あらき たつや)
声 - 江口拓也
クラス:3年D組 / 血液型:不明 / 誕生日:4月28日
高遠由貴恵(たかとう ゆきえ)
声 - 藤田咲
クラス:2年B組 / 血液型:A型 / 誕生日:8月8日
好きなこと:父親の車で買い物 / 苦手なこと:グロテスクなもの
菊池洋子(きくち ようこ)
声 - 藤井ゆきよ
クラス:2年B組 / 部活:水泳部 / 血液型:B型 / 誕生日:7月1日
好きなこと:強い生き物 / 苦手なこと:愛想笑い
ワンゲル部長
声 - 稲田徹
常人耀に好意を抱いている。
磯前学
声 - 山谷祥生
永沢栞
声 - 浅川悠
十萌や透の友人。コスプレ好き。
宇野小春(うの こはる)
声 - 大坪由佳
2年A組所属の家庭部部長。
時岡奈緒(ときおか なお)
声 - 原田ひとみ
2年A組所属の家庭部副部長。

教師[編集]

鬼型雅美(おにがた まさみ)
声 - 田村ゆかり
クラス:2年B組 / 教科:英語 / 血液型:不明 / 誕生日:7月14日
好きなこと:夕食の買い物や準備で仕事を忘れること / 苦手なこと:夫のネクタイ結び
2年B組担任教師。

桜川東女子高校[編集]

桧山水羽(ひやま みう)
声 - 井澤詩織
クラス:2年D組 / 部活:水泳部 / 血液型:A型 / 誕生日:8月5日
好きなこと:満員電車で無心になること / 苦手なこと:男の水着姿
丸石燈花(まるいし とうか)
声 - 長妻樹里
クラス:2年B組 / 部活:水泳部 / 血液型:AB型 / 誕生日:10月6日
好きなこと:自由 / 苦手なこと:じゃんけん

その他[編集]

吉田麻子(よしだ まこ)
声 - 門脇舞以
クラス - 中央進学ゼミ / 血液型 - O型 / 誕生日 - 6月13日
好きなこと - お菓子を食べながらTVを見ること / 苦手なこと - 長距離バス
燿の友人。夏期講習合宿の全力救済コースの生徒。実は浪人生。
宮前宗太(みやまえ そうた)
声 - 利根健太朗
夏期講習の講師。何故か木刀を持っている。
湯木尚武
声 - 三木眞一郎
常人耀がバイトをしていた店の店長。
湯木健
声 - 藤原夏海
アニメ第5話で宮前透と正一にゲームセンターで勝負を挑んでくる。第6話では常木と組んでリベンジマッチしようとするも返り討ちにあう。
土屋渉
声 - 山本綾
アニメ第5話で宮前透と正一にゲームセンターで勝負を挑んでくる。
三条りん(さんじょう りん)
声 - 会沢紗弥
健の幼なじみの女の子。三条るいせの妹。
ヴァーミリオン
声 - 中田譲治
魔法少女の道具。
嘉味田望
声 - 名塚佳織
未来の正一と今日子の娘。
男子生徒
声 - 峯田大夢石毛翔弥
アニメ第1話登場。
男子生徒
声 - 佐藤巧石毛翔弥
アニメ第2話登場。
男子生徒
声 - 中西伶郎(EDクレジットでは中西怜郎と表記されているが、中西伶郎の出演が確認されているので誤字だと思われる[2])、峯田大夢
アニメ第3話登場。
女子生徒
声 - 千本木彩花
アニメ第3話登場。
バス子
声 - 久保ユリカ
アニメ第6話登場。ゲーセンのキャラ。
サラリーマン
声 - 峯田大夢
アニメ第6話登場。
大学生
声 - 宇野誠将
アニメ第6話登場。
中学生
声 - 松岡侑李
アニメ第6話登場。
プレイヤー
声 - 石毛翔弥
アニメ第6話登場。
システムボイス
声 - 河野怜市
アニメ第6話登場。
司会
声 - 中西伶郎
アニメ第7話登場。
場内アナウンス
声 - 黒木ほの香
アニメ第8話登場。
カメラ小僧
声 - 山下誠一郎
アニメ第8話登場。
園児
声 - 内藤穂之香遠藤璃菜
アニメ第8話登場。
パンケーキ屋店員
声 - 奥華子
アニメ第9話登場。
声 - 黒木ほの香河瀬茉希奥井ゆうこ
アニメ第9話登場。
女子生徒
声 - 奥井ゆうこ河瀬茉希井坂瞳
アニメ第12話登場。

各話リスト[編集]

話数 メインヒロイン サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 作画監督補佐 デザインワークス
第1話 常木耀 第1章 ケツダン 高山箕犀 小林智樹 ところともかず 丸藤広貴、飯飼一幸 丸藤広貴 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
小高みちる(デジタルノイズ)
第2話 第2章 ヤマオク 高山箕犀 島津裕行 浅見松雄 日高真由美、中島美子
林隆祥
徳田夢之介 久利宏 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
小高みちる(デジタルノイズ)
第3話 第3章 オトコユ 高山箕犀 島津裕行 村上勉 齋藤雅和、門智昭
田之上慎
丸藤広貴 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
小高みちる(デジタルノイズ)
犬伊勢あや(デジタルノイズ)
第4話 最終章 ホシゾラ 高山箕犀 島津裕行 北川正人 横松雄馬、寿夢龍
永山恵
徳田夢之介 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
第5話 宮前透 第1章 コウカン 高山箕犀 島津裕行 藏本穂高 飯飼一幸、武本大介
服部憲知
丸藤広貴 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
犬伊勢あや(デジタルノイズ)
第6話 第2章 タイセン 高山箕犀 島津裕行 村田尚樹 山村俊了、桜井木ノ実
友田政晴(メカニカル)
徳田夢之介 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
犬伊勢あや(デジタルノイズ)
第7話 第3章 ブラコン 高山箕犀 清水聡 粟井重紀 粟井重紀 丸藤広貴 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
小高みちる(デジタルノイズ)
犬伊勢あや(デジタルノイズ)
第8話 最終章 モフモフ 高山箕犀 島津裕行 山本天志 服部益実、石田啓一
小橋陽介
武本大介 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
第9話 桃乃今日子 第1章 カテイブ 高山箕犀 清水聡 藤本義孝 佐藤哲也、木下由美子
中島美子、栗井重記
池原百合子、林隆祥
森田実、興石暁
田畑昭(アドバンス石神井) 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
片岡英之
春川彩子(アドバンス石神井)
第10話 第2章 オサガリ 高山箕犀 セトウケンジ 所俊克 門智昭、柳孝相 武本大介 成松義人
桑原ユキノリ
坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
片岡英之
第11話 第3章 カクセイ 高山箕犀 清水聡 藏本穂高 山村俊了、飯飼一幸
服部憲知
田畑昭 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)
第12話 最終章 ハツコイ 高山箕犀 小林智樹 一ノ瀬結梨、大髙雄太
服部益実、片岡英之
栗井重記
武本大介
丸藤広貴
田畑昭(総作画監督補佐・アドバンス石神井)
澤田譲治(アドバンス石神井) 坂井ユウスケ(デジタルノイズ)

脚注[編集]

外部リンク[編集]