スナッチャー

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スナッチャーとは、1988年コナミPC-8800シリーズMSX2向けに発売したアドベンチャーゲーム、及びそれに登場する架空の人口生物である。

概要[編集]

小島秀夫氏が企画、シナリオを担当した作品。世界観や設定等は映画『ブレードランナー』を彷彿とさせるものとなっており、本人もそれを認めている。コマンド選択だけでなく、キーワード入力や簡単なガンシューティングなど、当時としては斬新な仕掛けが多く存在していた。また、所々にギャグ的な選択肢も登場し、それを選ぶとキャラクターが特殊な反応をする事もある。PCエンジンSUPER CD-ROM2セガサターンPlayStationなどにも移植されており、どれも幾つかの変更点がある。特にPCエンジン版はその大容量を生かして隠し要素を大幅に追加し、さらに本作はPC-8800シリーズ、MSX2版では未完成であったが、最終章が初めて収録され、アドベンチャーゲームとしての完全版となった。[1]

ストーリー[編集]

2042年、人類は謎の生物「バイオロイド」の出現により、危機に瀕していた。彼らは人間を殺害、その人間に成り代わり社会へ浸透していく。彼らは「スナッチャー」と呼ばれた。これに対し、対スナッチャー組織「JUNKER」が設立される。捜査官はランナーと呼ばれ、スナッチャーの情報を集め、確かな証拠を以てスナッチャーを殺害する事が任務である。

JUNKERに配属されたばかりの主人公ギリアン・シードと、サポート役のロボット、メタルギアmk-IIは、廃工場にいる先輩ランナーのジャン・ジャック・ギブスンから連絡を受ける。すぐに廃工場へ向かうが...

脚注[編集]

  1. 最終章自体はPCエンジン以前に「SDスナッチャー」で初登場したものだが、これはRPGで、キャラクターが名前の通り2等身にデフォルメされているなど、大幅にアレンジされたものとなっている。

関連項目[編集]