スカッと系動画
スカッと系動画とは、主としてYouTubeの動画ジャンルの一つで、気分がスカッと晴れる話を取り扱った動画のこと。
概要[編集]
胸のつかえが取れたような爽快な気分になることを目的に創作・投稿された動画郡のこと。
物語のテンプレートとしてのスカッとする話はインターネットが普及するよりも遥か昔から存在し、インターネット上でも動画サイトが隆盛を極める以前から2ちゃんねるのような匿名型掲示板サイトに投稿された書き込みをまとめたまとめサイトで広く取り扱われている他、個人のブログやTwitterなどのSNS、小説投稿サイトなどでも見られる。これらのスカッとする話の多くは
理不尽な目にあった投稿者が、機転の効いた行動や周囲の助けなどで理不尽を跳ね除け、事態を解決する
という勧善懲悪のパターンである。実話もあるが、多くは一部を誇張している或いは全てが作り話である。
そしてブロードバンド環境が当たり前になり、YouTubeが手軽に見られる環境が普及してくると、これらのスカッとする話を動画化して動画投稿サイトに投稿する流れも出来始め、2014年にフジテレビ系列で『痛快TV スカッとジャパン』が放送を開始するとスカッとする話の認知度が大幅に上昇。更にYouTubeの収益化システムも相まって比較的少ない労力でチャンネル登録者数・再生回数を稼げるスカッとする話が動画の1ジャンルとして定着した。
動画内の流れも勧善懲悪で、立場の低い主人公は序盤悪役に理不尽を強いられるが、中盤以降で逆転して結果悪役は破滅に至るのがテンプレート。シチュエーションは夫婦・嫁姑関係の悪化、近隣住民・職場での人間関係、ママ友同士の諍い、子供のいじめなど身近なトラブルが多く、テンプレートに沿って展開される。
YouTubeのスカッと系動画はトラブルの内容が不貞行為のような犯罪ではないが倫理的に許されない行為から、家庭内暴力、窃盗、恐喝、暴行などの犯罪行為が多い。
表現方法は概ね3パターンで
- アニメーション形式
- 漫画形式
- メッセンジャーアプリでのやり取りのシミュレート
がある他、上記3パターンを組み合わせたものや文章をスクロールさせる所謂「文字を読む動画」もある。
このジャンルの動画は数が増えすぎたためにクオリティは玉石混交なところもある他、この手のジャンルを嫌う人もそれなりにいる。