ジュメル・リトルロイド
『ジュメル・リトルロイド』は、同人女性歌手・浮森かや子とまめこのコラボ楽曲。作曲はA than_Lily、作詞はまめこ。
2017年秋の「M3」で頒布された、アルバム『ふたごの魔法少女 プティ・ジュメル』のなかの一曲。かつては BOOTH でダウンロード販売されていたが、まめこさんの引退[1]に伴い2023年6月以降は販売されていない。
概要[編集]
作曲者の A than_Lily 自身は「ちょっとレトロなゆめかわポップス」と評している。[2]
歌詞は抽象的であり、聴く人ごとに解釈の余地があろう。大筋では、少女がオシャレ(メイク+ファッション)を愉しんでいる様子を歌ったものである。
アルバムのコンセプトが「ふたごの魔法少女」であることや、歌詞の「♪二人で一つの不完全な完成形」「♪わたしと わたしと 二人は一つよ」というフレーズを踏まえると、(A)ふたりでお揃いのコーデをしている、(B)一方が一方を人形に見立ててメイクを施している、などのシチュエーションが想像される。
タイトルの「ジュメル(Jumelles)」は、フランス語で「双子」を意味する。
「リトルロイド」は造語であろう。英語の接尾辞「-oid」は「~のようなもの」を意味するため、直訳するなら「年少者のようなもの」といったニュアンスになる。「子供」から「大人」へと徐々に変貌しつつあるマージナルマン的状態を表したフレーズなのかもしれない。
あるいは、「小さなアンドロイド」といった意味の造語であるとも考えられる。理由は下記。
- アルバム全体のコンセプトテキストで、ふたりは「人間の世界に興味津々」な「魔法の国からやってきたおひめさま」と紹介されており、人間ではない可能性が示唆されている。
- 歌詞中に「スイートドール」「ビタードール」「エナメルとガラスの瞳に映る世界」「回路方程式」といったフレーズが登場する。
- 途中でゼンマイを回すような効果音が入っている。(といっても、オルゴールをイメージしたものかもしれないが。)
楽曲全体の裏テーマとして「人形」が意識されていることは間違いない。とはいえ、ふたりの設定そのものが人形=アンドロイドなのか、それともお化粧をした姿が「人形のように可愛い」という比喩なのかは断定しかねるところである。
トリビア[編集]
「女の子はいつだって お砂糖とお伽噺」という歌詞があるが、これはイングランドに伝わる童謡『こびっちょの子供は』をもじったものである。
似た傾向の楽曲[編集]
- アイドルグループ「神宿」の楽曲『グリズリーに襲われたら♡』(YouTubeリンク)
- 作詞・作曲:清竜人、編曲:MOSAIC.WAV
- サビ入り(0:57~)の音使いが少し似ている。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- ふたごの魔法少女 プティ・ジュメル - 特設サイト (リンク切れ)
- ふたごの魔法少女 プティ・ジュメル - BOOTH (リンク切れ)