コブエイレネクラゲ
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コブエイレネクラゲとは、マツバクラゲ科に属するクラゲの一種である。
形状[編集]
傘は直径24.7mm、高さ10.7mm。
平衡胞は94-304。触手は45 - 159本。口腕は鋸歯状。
発見[編集]
1989年8月12日から26日にかけて、鳥羽水族館の海水水槽で、4本の触手を持つ直径約1mmのクラゲが発生した。
また、1990年2月4日から4月21日の間にも発生が確認された。それをアルテミアの幼生を与え飼育した。
1992年に、そのクラゲは新種であったとする論文がZoological science内で発表された[1]。これ以降も水族館で発生するも野外でも報告なかった。
2023年10月5日、学術誌「Zoological Studies 」で発表された論文で、COI配列比較より中国から報告があったティマ・フォルモサ (Tima formosa)とコブエイレネクラゲは同種であった事が分かった[2]。
出典[編集]
- ↑ Shin, Kubota; Takushi, Horita. “A new hydromedusa of the genus Eirene (Leptomedusae; Eirenidae) from Toba, Japan”. Zoological science 9 (2): 413-421 .
- ↑ Gerald L., Crow; Brenden S., Holland; Gaku, Yamamoto; Shuhei, Ikeda; Aya, Adachi; Kelley, Niide (2023). “Integrative Systematics and Biogeography of the Hydrozoans (Leptothecata: Eirenidae) Eirene menoni Kramp, 1953 and Eirene lacteoides Kubota and Horita, 1992 from Japan and China with Comments on Pacific Ocean Distributions”. Zoological Studies 62 (49). .