コウライメダカ
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コウライメダカ(高麗目高、Oryzias sp.)とは、ダツ目メダカ科に分類されるメダカ種群の淡水魚である。
概要[編集]
韓国南部に分布する。
尾鰭下部に微小な黒色斑がある。尾柄部に黒色斑がない。
チュウゴクメダカとは、生殖的隔離があり、交雑しない。また飼育下での交雑実験では奇形率は83.3%であった。
分類[編集]
1987年の研究によって、韓国にチュウゴクメダカとは異なる遺伝子型のメダカがいることが分かった。
Asai et al., (2012)は、コウライメダカはキタノメダカの亜種もしくは独立種であるとした[1]。
酒泉, (2016)によれば、記載予定であるらしいが、2024年5月現在、未記載種状態である。
『コウライメダカ』という和名は酒泉, (2016)で命名された仮名である[2]。『カンコクメダカ』ともよばれる。
脚注[編集]
- ↑ Toshinobu, Asai; Hiroshi, Senou; Kazumi, Hosoya (January 2012). “Oryzias sakaizumii, a new ricefish from northern Japan (Teleostei: Adrianichthyidae)”. Ichthyological Exploration of Freshwaters 22 (4): 289-300. .
- ↑ 酒泉満「メダカの系統」、『環境毒性学会誌』第19巻第1号、環境毒性学会、2016年、 19-24頁、 。