鍵盤ハーモニカ
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鍵盤ハーモニカ(けんばんハーモニカ、英:pianica,melodica)とは、楽器の一種で鍵盤のついたハーモニカである。
概要[編集]
ピアニカやメロディオンと呼ばれることもあるが、これらは製造・販売元の商標名で、一般名詞としては鍵盤ハーモニカである。アコーディオンとハーモニカを合わせたような楽器。音の出る仕組みはアコーディオンやリードオルガンと同じで、フリーリード楽器の仲間である。
管楽器としてはフルートやトランペット等と比較して演奏は容易。鍵盤楽器としての難易度はピアノよりやや難しいが、片手しか使えないこと、音域が狭いことからピアノと比較して難曲を演奏できない傾向がある。一方で、ピアノより圧倒的に体積が小さく、持ち運びしやすく、目で鍵盤の手元を確かめながら演奏でき、一人一台の配布も可能なので、学校の授業で扱いやすい。なので幼稚園のお遊戯や小学校低学年の音楽の授業で子供が演奏するものという印象が強いが、プロの演奏家も使う立派な楽器で大人でも愛好者はいる。でも殆どの人は小学校で演奏するのを最後に鍵盤ハーモニカとは縁遠くなる。
学校で使われる鍵盤ハーモニカはピアノ式の鍵盤を備えているが、より演奏能力の高いボタン式鍵盤を備えるものや、ボタン式とピアノ式両方の特徴を併せ持った折衷型も存在する。多くは、鍵盤の横に吹き口(歌口)があるが、吹き口に長いホースが付いていて持ち方の自由度の高いものもある。口で吹き口に空気を入れて鍵盤を押して音を出す。
音域は、F2(約174.61Hz)~F5(約1396.91Hz)で、3オクターブある。
※440Hz=A3
鍵盤図[編集]
─黒鍵────白鍵─── ──────┐ F5 ──────┤ E5 Eb5■──┤ D5 C#5■──┤ C5 ──────┤ B4 Bb4■──┤ A4←880Hz Ab4■──┤ G4 F#4■──┤ F4 ──────┤ E4 Eb4■──┤ D4 C#4■──┤ C4 ──────┤ B3 Bb3■──┤ A3←440Hz Ab3■──┤ G3 F#3■──┤ F3 ──────┤ E3 Eb3■──┤ D3 C#3■──┤ C3 ──────┤ B2 Bb2■──┤ A2←220Hz Ab2■──┤ G2 F#2■──┤ F2 ──────┘