クロスワールド・スクランブル

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

クロスワールド・スクランブル』は、雪川轍による日本ライトノベル作品イラストは、エイチが担当。

概要[編集]

第6回GA文庫大賞《奨励賞》受賞作。2014年7月GA文庫より単行本が発売された。

ストーリー[編集]

魔王によって人が死ぬことがなくなった世界。そこでは、魔法で相手を殺しても魔法死となってあらかじめ定めていた場所に転送されることとなっていた。この世界では白と黒に分かれてお互いに戦っていた。白の人間が黒の人間、黒の人間が白の人間というように異色の色が相手を殺すと、黒は白に、白は黒に反転する。こうして、平和な戦いが繰り広げられていた。

そんな世界で力を封印したことで女体化した白側の人間六道六天は、魔王になることを目指す。

登場人物[編集]

主人公[編集]

六道 六天(りくどう りくてん)
本作の主人公。元々は男だったが、魔力の暴走を抑えるために力を封印したことで女になってしまった。このことを知っているのは、学園では巴、学園長、鈴鹿のみ。後に吉備もこのことを知る。

ヒロイン[編集]

天堂 巴(てんどう ともえ)
六天と同じ学園の高等部一年生。六天のお嬢様で、六天が全力で守ることを誓っている。
王城 鈴鹿(おうじょう すずか)
六天のことを「ロリ子」と呼んで気にいっている。雷の魔法の使い手で四文字の異名「紫雷雷光(しでんらいこう)」の異名をもつ。
神宮 吉備(じんぐう きび)
三空学園中等部の二年生。六天に助けられたことがきっかけで知り合う。読心魔法の使い手で、六天が男だったということを知る。以降は、六天のことを「鬼さま」と呼ぶようになる。
八重垣 出雲(やえがき いずも)
黒側の人間。相当な実力を持つ。

その他[編集]

学園長 / 閻魔
六天の師匠で三空学園の学園長。嗜虐的な性格。六天を男に戻すことができるが、戻していない。
蛇山
三空学園の先生。六天のことを気にいっている。
構え鼬(かまえいたち)
本名不明。三文字の異名「構え鼬」をもつ男。六天に惚れている。

用語一覧[編集]

三空学園(みそらがくえん)
六天たちの通う学園。魔術の力量を高めようとするものならば、誰であろうとも受け入れる。
魔法
本作品の世界に存在する魔術とは異なる概念。一文字の異名、二文字の異名、三文字の異名と、文字数が多い異名の方がより強力な魔術を使える。

単行本[編集]

タイトル 初版発行日 ISBN その他
クロスワールド・スクランブル 2014年7月31日(2014年7月15日発売) ISBN 978-4-7973-8008-8

関連項目[編集]

外部リンク[編集]