カラーバランス
カラーバランスとは、反転色同士で色のバランスを調整すること。
概要[編集]
カラーデザインやペイントソフトの画像処理、印刷において、色相の角度0°の赤を基準に、RGBカラーの色相環を6等分したもの、またはそれ付近の色を使って、反転色同士で異なる複数の色のバランスを調整すること。反転色に深く関係してくる。配色において使われる用語でもある。
色相の角度0°の赤を基準に、RGBカラーの色相を均等に6等分した色は、0°=赤、60°=レモン色っぽい黄色、120°=緑、180°=ターコイズブルー(ウェブカラーのシアン)、240°=群青色、300°=ウェブカラーのマゼンタ(わずかに赤みの明るい紫)の6色となる。RGBの一次色と二次色の組み合わせになる。それ付近の色は、赤=0°、黄色=55.5°、緑=120°前後、シアン(やや緑みの明るい青)=192°、群青色=234°〜240°、マゼンタ(赤紫)=315°。
色相の角度0°の赤を基準に、RGBカラーの色相環を6等分したものからできる黄色は、色相60°のレモン色っぽい黄色で、厳密にはわずかに緑みの黄色である。一般的な黄色は、色相55.5°で、6等分したRGBカラーの色相環には存在しない。
赤を強くしたら、赤の反転色のターコイズブルー(シアン)が弱くなり、逆に、ターコイズブルー(シアン)を強くしたら、赤が弱くなる。
緑を強くしたら、緑の反転色のマゼンタが弱くなり、逆にマゼンタを強くしたら、緑が弱くなる。
群青色を強くしたら、群青色の反転色の黄色が弱くなり、逆に、黄色を強くしたら、群青色が弱くなる。
反転色同士のバランスが同じ場合は、反転色同士の混合は無彩色になるという関係で、色補正は0=オリジナルの状態である。
カラーバランスは、色のアンダートーンに使える。カラーバランスがリセットの場合は、ある色の中心色相と読める。