カピバラ

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上野動物園のカピバラ

カピバラとは、齧歯目テンジクネズミ科カピバラ属に属する哺乳類である。

形状[編集]

体長は100~130cmである。肩高は50cmで、体重は35~65kgになる。齧歯類(広義のネズミ)の中で、一番大きくなる。

パナマに生息する「ヒメカピバラ (H. isthmius)」は、やや小形で体重は30Kgくらいである。

指の間には小さな水かきがある。

前足の指は4本で、後足の指は3本である。つめはひづめ状。

体上面は、茶褐色で、下面は黄褐色である。

生態[編集]

南アメリカパナマからアルゼンチン北東部の川近くの草原や湿地帯に生息する。

草食動物で、水辺の植物や水草、木の葉を食べる。

指の間に水かきがあり、潜ったり泳いだりするのがうまい。排泄や交尾も水中で行い、5分以上潜ることもできる。

1頭のオスと複数のメス、そして子で構成される群れで生活している。乾季の時は、水場に100頭以上も集まることもある。

オスの鼻の上に「モリージョ」という臭腺があり、発情期にメスを惹きつける為、分泌液を木の葉に付ける。

妊娠期間は5カ月くらいで、1〜5頭の子どもを産む

人間との関係[編集]

名前[編集]

英名は「Capybara」もしくは「greater capybara」。

英名及び標準和名は、トゥピ語の「ka'apiûara」に由来する。

学名はHydrochoerus hydrochaeris

ミズブタ(水豚)」「オニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)」という和名もある。

温泉[編集]

元々は、1982年伊豆シャボテン動物公園のカピバラ飼育場をお湯で掃除していたら、足やお尻を付け、リラックスしていた所を飼育員が見かけたことに由来する。

それ以降、伊豆シャボテン動物公園では、「カピバラの露天風呂」を開催している。

それを真似て、他園もやり始めた。