カスタマイズドール

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カスタマイズドールとは、衣装の着せ替えや素体のメイクなど、好みのスタイルにカスタマイズして作り上げる人形のことである。日本の一部界隈においてはボークススーパードルフィーアゾンピュアニーモを始めとするカスタマイズドール全般を指して「ドール」と呼ぶことが多い。

概要[編集]

ヘアスタイル(ウィッグ)や顔のメイク、眼(ドールアイ)やボディを含め、カスタマイズできるものが多い。フィギュアとは違い、衣装は布製で着せ替えができる。広義の着せ替え人形ともいえる。

サイズは1/1、1/3、1/4、1/6、1/12が主流である。1/1の場合は実際の身長、1/3の場合は50~60cm、1/4は30~40cm、1/6は20cm程度であることが多い。

ボディ構造[編集]

ボディの材質や構造にも種類があり、質感やポージングの重要な要素となっている。 とくに球体関節人形は歴史が古く、関節部が球体であり、ゴム紐などの力で姿勢を保持するものである。BJD(Ball Joint Doll)とも呼ばれることがある。 オビツボディのようなフィギュアタイプの可動ボディも主流である。 ごく少数として、マグネット関節タイプのボディが存在する。

概念[編集]

ウェットとドライと呼ばれる、ドールに対する概念が存在する。 簡単に言えば、ドールを人間的に扱う人を「ウェット」。あくまでドールとして一線を引く人を「ドライ」と呼ぶことが多い。単純に二分できる概念ではなく、ウェットとドライのそれぞれの感性を持つドールオーナーもいる。 繊細な美しさを持つドールも多く、中には惹きこまれるような感覚を覚えるドールもいる。そういう場合に「ドールから呼ぶ声がした」などと感じる場合もあり、財布のひもを緩める事件がたびたび起こる。

ドールの手入れ[編集]

アゾンなどの一般的なドールの場合、ウィッグにウィッグスプレーを適量吹きかけてブラッシングしたり、素体はドールクリーナーなどで優しく拭きあげる。顔はメイクやアイパターンがはがれる可能性もあるため、目立たない場所から慎重に行う。衣装は小さいため手洗いするほうが良い。

主なメーカーと商品[編集]

  • ボークス - スーパードルフィーやドルフィードリームなど。
  • アゾン - ピュアニーモなど。
  • パラボックス - 姫姉など多数。カスタマイズの素体販売も行っている。
  • 東京ドール - オリジナルドールのほか、シームレス素体の販売も行っている。
  • TOKYO LIBIDO - もともとエアドールを販売していたが、1/3ドールのLibidollを販売していた。

関連項目[編集]