オペラグローブ
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オペラグローブとは、女性の正装時に着用する長い手袋のことである。
概要[編集]
キリスト教文化圏の白人社会における高貴な淑女の夜の正装といえばイブニングドレスだが、その中でも最も正式なのはローブデコルテである。 ローブとはドレスのことで、デコルテとは胸元が大きく開いたラインのことであり、肩や背中が出ることもある。 この肩を出したドレスには肘上まである長い丈の手袋をつける。この手袋はKid(子山羊)などの皮製が正式とされるがドレスに合わせてサテンやオーガンジー、レースなどもある。
この正装用の手袋を英語でOpere Gloves(オペラ手袋)・・・つまり正装してオペラや音楽会の劇場又は舞踏会へ行く時の長手袋という。芝居やオペラは夜に開演するので夜用のドレスであり、女性にとってはエレガントと同時にセクシーさも演出できる服飾小物である。
日本では皇室の晩餐会や儀式、又は一般の結婚式の花嫁のウェディングドレスでお馴染みであり、洗練されたフォーマルファッションアイテムとして、また、清楚な淑女であることを誇示するためのものとして着用される。
ヨーロッパ白人社会の文化の産物であるため、長身細身で腕がほっそりと長い白人女性に着用された時、オペラグローブのエレガントさが最も際立つ。また、キューティーハニー、セーラームーン、プリキュア・・・といったような「強い女性」をテーマにしたアニメのヒロインに適用されることが多い。
起源[編集]
その起源は19世紀のナポレオン時代からといわれ、アメリカにはフランス人の演劇女優であるSarah Bernhardt(サラ・ベルナール)がもたらしたといわれている。