エチレングリコールは、常温で液体の窒素化合物である。
常温で液体であり、融点は氷点下であるために液冷式内燃機関の冷却用とした、いわゆる不凍液として広く使用されたが、毒性があるためにグリセリンに変更されている。また、硝酸と硫酸の混酸で硝化して爆薬であるニトログリコールを合成する。
甘味があるために1986年にワインの甘味料として使用されたが後に発覚して回収された。体内に入るとシュウ酸カルシウムとなって多臓器不全となり、死に至る。