インスタ映え

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インスタ映え(インスタばえ)とは、写真共有SNSであるInstagram(インスタグラム:略称インスタ)に投稿したくなるすることをいう。(写真映えする)風景や食べ物、イベント自体を指す言葉との解釈は日本語の誤用である。「ばえる[1]」と略されることもある。TwitterなどInstagram以外のSNSにも使われることがある。「インスタ映え」は2017年の新語「年間大賞」を獲得した。

概要[編集]

イルミネーションなどの美しい風景、かわいく盛り付けられた料理など、SNSにおいて「いいね」や「コメント」などの、好感的な反応を数多く貰うことが期待できるものを「インスタ映えする風景(または料理)」と形容する。このような「インスタ映え」する場所、店、あるいは服装などは、Instagramを利用する層を中心に人気となり、Instagram投稿用の写真を撮るために訪問する客も期待できる。そのため、企業側もこれを意識した企画や広告を発表することも多い。

同義語には「写真映り」「フォトジェニック(photogenic、写真映えという意の英単語)」などがある。Twitterでは、「Twitter映え」との語が、「Instagramで流行るようなオシャレな写真ではないが、同好の士にはウケる」などの意味合いで使われることもある。

インスタ映えランキング[編集]

インスタ映えスポットランキングとして、2018年12月18日、全国10個所が発表されている[2]。都心より地方都市に人気があるとされた。1位は「八坂庚申堂(京都府京都市)」であった[3]

新語大賞[編集]

この言葉は「2017 第2回大辞泉が選ぶ新語大賞」で「インスタ映え」は大賞を獲得した[4]。また「ユーキャン 新語・流行語大賞」でも2017年の年間大賞を獲得した[5]。「ユーキャン 新語・流行語大賞」の年間大賞・受賞者は「CanCam it girl」であった。

問題点(弊害)[編集]

インスタ映えは、観光需要の創出などの効果が期待できるが、Instagram等での反応を求めるあまり、飲食店では「注文した商品の写真だけ撮って食べずに帰る」という客が一部に見られ、マナー違反を起こす弊害があるとして物議をかもした。このような客や行為を、インスタ映えする場所に寄ってたかる、ということから揶揄的にハエになぞらえ「インスタ蠅」と呼ばれることもあるが、基本的には別項目である[6]

参考文献[編集]

  1. 単なる「映える(はえる)」とは読みが異なる
  2. 2018年の「SNS映え」総まとめ!SNS映えスポットランキング!
  3. インスタ映えスポットランキング2018
  4. 2017 第2回大辞泉が選ぶ新語大賞
  5. ユーキャン 新語・流行語大賞
  6. なお、アンサイクロペディアにあるのは「インスタ蠅」であって、「インスタ映え」ではない