イタコ漫画家

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イタコ漫画家とは、有名漫画家の絵柄を再現できる漫画家・イラストレーターのことである。

概要[編集]

死者の霊を呼び寄せ、死者からのメッセージを代弁するイタコが由来。まるでその漫画家の霊が乗り移ったかのような絵を描けるため、イタコの呼び名がある。

ただ本当に霊を呼び寄せているわけではなく、あくまで本人の努力でそっくりな絵柄を会得している。

経緯[編集]

「イタコ漫画家」という語は少なくとも2011年には存在していたようだが、その当時からイタコ漫画家だと噂されていた田中圭一が2014年2月6日に「ボクもイタコ漫画家だと偽ってNHKに番組作ってもらおう!」とツイートした[1]ことにより、ジャンル名としての地位を確立する。その後も「イタコ漫画家」を自称するツイートをいくつか投稿していた[2][3][4]が、以下のツイートによりこの言葉が大きく広まることとなる。

鍵野さん@doramangafan  つのがいさん@sunxoxome、ドリヤス工場さん@driyasfabrik を招いて、トークライブイベントとかやれないかなぁ? ロフトさん、カルカルさん、どうでしょう? イタコマンガ家ライブドローイング&トークショー。 — 田中圭一 2016年2月25日のツイート (太字は引用者による)

ツイート内の「カルカル」(ニフティが運営する東京・お台場のイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」の愛称)がこれに応え、同年5月7日に「神のライブドローイング?!大集合!7人のイタコマンガ家」と題するイベントが開催されることとなった。開催発表直後からネット上で大きな話題となり、「イタコ漫画家」という語が広く定着することとなった。

主なイタコ漫画家[編集]

田中圭一
イタコ漫画家の代表格。手塚治虫そっくりな絵柄でブラックジョーク下ネタ満載のパロディ漫画を執筆する。手塚風の他、本宮ひろ志風、藤子不二雄風、松本零士風の絵も描ける様子。
つのがい
彼も手塚治虫風の絵柄で漫画やイラストを描く。手塚プロダクション公認。
坂本頼光
活弁士との兼業。画力は非常に高く、アニメも作れるほど。
ドリヤス工場
水木しげる風の絵柄が得意。
前川さなえ
藤子・F・不二雄風の絵柄が得意。子育てエッセー漫画を出版。
鍵野真紀
藤子・F・不二雄風の絵柄が得意。