イケ田くん
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『イケ田くん』(いけだくん)は、渥美駿による日本の漫画作品。
概要[編集]
『週刊少年サンデー』2020年第26号から第45号まで連載された。
ストーリー[編集]
高校一年生になった小川百恵は、高校入学をきっかけに自分を変えようとするも相変わらず他の人に声もかけられないでいた。だが、池田重蔵という自称イケメンながら自分をさらけだせる人を見て、池田の作ろうとしているイケメン部への入部を決意。神田エリカもイケメン部に入部して小川は少しずつ変わっていくのだった。
登場人物[編集]
イケメン部[編集]
- 池田 重蔵(いけだ じゅうぞう)
- 高校1年生。自称イケメンで自己主張が激しい。しかし、基本的に他の人を思いやることができ、騒がしくも何度も小川の背中を押している。キャンプで小川が肉をトンビにとられたときには、肉がないと嫌だと言って、小川が他の班に声をかけて肉を分けてもらいに行くように背中を押した。
- 他の人に引かれても気づかないか気にしないことが多く、小川にもメンタルが強いと言われている。
- 10年後には青年海外協力隊で海外を飛び回っている。
- 小川 百恵(おがわ ももえ)
- 池田のクラスメイトの女子。中学生までは引っ込み思案で目立たない存在であり、そんな自分を高校生になったら変えようと思ったものの、他の人に声をかけることもできないでいた。だが、自分のことをさらけだして助けようとしてくれた池田を見て、イケメン部に入部することを決める。
- 当初は、自分の愛称の「モモ」と呼ばれたり、神田の愛称の「エリ」と呼んだりすることも恥ずかしくてにやけてしまうほどだったが、池田の半ば強引なリズムゲームで普通に呼べるようになっている。
- 10年後にはイラストレーターをしている。
- 神田 エリカ(かんだ エリカ)
- 池田のクラスメイトの女子。弟がいる。入学早々にみんなと仲良くなる人気者。感性は小学5年生の男児であり、特撮や虫取りが好き。しかし、中学生の頃に虫取りで遊んでいた友達のさっちゃんが、我慢して遊んでいたと聞いて、みんなのためにとそんな自分を出すのを我慢するようになった。だが、池田や小川はそんな自分を受け入れてくれて一緒に虫取りをして、イケメン部に入部することにする。
- 10年後には社長秘書をしている。
- 張本 努(はりもと つとむ)
- 池田のクラスメイトの男子。イケている人になろうと自分なりにノートに色々とまとめて実践している。影で猛勉強するなどする努力家であり、池田に対して対抗心を持っていたが、池田に努力が認められてうれしい気持ちが芽生える。そして、いつか池田に並んで勝つ男になるとイケメン部に入部する。
- 10年後には製薬会社で営業をしている。
その他[編集]
- 鬼頭 冴(きとう さえ)
- 28歳、日本史担当の女性教師。目つきが悪くて生徒から恐れられているが、実際は生徒のみんなと仲良くしたいと思っている。
- 如月 慧(きさらぎ さとし)
- 高校三年生の生徒会長。元サッカー部の男子。兄の挫折を見て不毛な努力もあると冷めた見方をするようになっていたが、帰り道の公園でみかけたイケ田にイライラしてサッカーで勝負をしているうちに楽しくなってサッカー部に復帰する。
- 相堂 留奈(あいどう るな)
- 高校2年生。駆け出しの女優。演技にリアリティーを出すためにときめきを覚えようとしていた。早川に迫られているところをイケ田に助けられる。
- 早川(はやかわ)
- テニス部の男子。女たらしで相堂にも強引に夜の遊びに誘おうとするも、池田に阻止される。
- じいちゃん
- 池田の近所に住んでいるじいちゃん。3年前に由美子(ゆみこ)という奥さんを亡くしている。
- 正直(まさなお)
- 小川のいとこの少年。気難しい子供だが、池田との交流を通して友達を作る。
用語一覧[編集]
- 井計毛高校(いけいけこうこう)
- 池田たちの通う高校。
単行本[編集]
小学館〈少年サンデーコミックス〉より発売。
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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イケ田くん 1 | 2020年9月23日(2020年9月18日発売[1]) | ISBN 978-4-09-850183-0 |
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イケ田くん 2 | 2020年11月23日(2020年11月18日発売) | ISBN 978-4-09-850282-0 |
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