アンドレアス・デルフス

アンドレアス・デルフス（Andreas Delfs, 1959年8月30日 - ）は、ドイツの指揮者。

フレンスブルクの出身。５歳の頃からピアノと音楽理論の勉強を始める。17歳でハンブルク音楽院に進学し、クリストフ・フォン・ドホナーニとアルド・チェッカートに指揮法を師事。20歳でハンブルク大学管弦楽団の音楽監督とハンブルク国立歌劇場の補助指揮者を務めた。1981年に音楽院を卒業後、ドホナーニの推薦でアメリカのジュリアード音楽院に留学し、ホルヘ・メスターとシクステン・エールリンクに指揮法を改めて学んだ。ジュリアード音楽院在学中の1984年にはブルーノ・ヴァルター記念奨学金を獲得している。1986年から1995年までスイス青少年管弦楽団の音楽監督を務め、ロリン・マゼールが音楽監督を務めていた時代のピッツバーグ交響楽団で補助指揮者も兼ねた。1995年から2000年までハノーファー市の音楽総監督を歴任。1996年から2009年までミルウォーキー交響楽団の音楽監督を務め、勇退時にオーケストラから桂冠指揮者の称号を贈られた。またミルウォーキー交響楽団の音楽監督在任中の2001年から2004年までセント・ポール室内管弦楽団の音楽監督、2004年から2006年まで同室内管弦楽団の音楽コンサルタントを務めた。