アレルギー
ナビゲーションに移動
検索に移動
アレルギー(allergy)とは、ヒトの生体内で起こる不利な現象。
概要[編集]
抗原性のある物質(抗原)が非経口的に生体内に侵入し、生体がそれに対応する抗体をつくり、一定期間後に再度一抗原が生体内に侵入すると抗原抗体反応が起こり、その結果生体にとって不利(病的)な現象(アレルギー)や有利な現象(免疫)が現れる。
このアレルギー反応はその表現の仕方によって即時型と遅延型に分けられる。
- 即時型アレルギー - 抗原が作用すると症状が数分以内に現れ、血中抗体を介して血管などが反応するもので、アナフィラキシー反応・アトピー型反応・アルツス現象が挙げられる。代表的な疾患には喘息、蕁麻疹、血清病などがある。
- 遅延型アレルギー - 抗原が作用して反応が極大に達するのに1日から2日、すなわち24時間から48時間と時間がかかる。感作されたリンパ球を介して起こる。ツベルクリン反応が代表的なもので、結核や腸チフスなどの細菌感染症、ウイルス感染症、接触性皮膚炎、臓器移植の際の拒絶反応などがこれに属している。
全般[編集]
もっぱら食物アレルギーによる被害が一般的だが、スズメバチなどによる刺毒などもある。
「木材アレルギー」などもあり、家具職人がアレルギー症状を起こして廃業したり、僧侶が線香アレルギーになった例もある。フレンチのシェフやパティシエが小麦粉アレルギーになったりすることもあり、粉塵や煙によるものもある。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- アレルギー情報センター 厚生労働科学研究補助金により制作
- 社団法人日本アレルギー学会認定「アレルギー専門医」名簿
- 公益財団法人日本アレルギー協会 アレルギー抗原