アレクサンドル・クヴァルダコフ

アレクサンドル・ヴァシリエヴィチ・クヴァルダコフ（Александр Васильевич Квардаков、1899年 -1918年）は、ロシア内戦時の赤軍の水兵。モスクワ第1沿岸部隊に所属した。

生涯[編集]

1899年、ロシア帝国のモスクワで機関員の家に生まれた。4学年制の学校を卒業したのち、第一次世界大戦で海軍に徴兵されるまで亜鉛製版を職とした。1917年10月の革命では、モスクワ十月蜂起に参加し、オストジェンカ通りでユンカー (ロシア) (貴族階級の尉官) と戦った。1918年3月、志願して赤軍の第1沿岸部隊に入隊した。同年8月初旬、連合国軍の進軍を阻止するため、第1沿岸部隊がモスクワからロシア北部へと移送された。クヴァルダコフはテグラ-オボゼルスカヤ街道で連合国軍に対する大規模な森の戦いに参加した。

1918年9月、北ドヴィナ川近くのイギリス軍の本拠地を赤軍の水兵として襲撃した際、喉に銃弾を受けて亡くなった。

9月中旬、モスクワに呼び戻された第1沿岸部隊により、遺体がモスクワに届けられたのち、クレムリンの壁墓所に埋葬された。

↑ ^a ^b Абрамов А. С. 『У Кремлевской стены』 Политиздат、モスクワ、1988年、изд. 7, дополненное、105頁。ISBN 5-250-00071-1。