自由防衛同盟
(アライアンス・ディフェンディング・フリーダムから転送)
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自由防衛同盟(じゆうぼうえいどうめい、Alliance Defending Freedom)は、アメリカ合衆国の保守系キリスト教団体。通称「ADF]。アメリカ合衆国のキリスト教団体の中でも政治に対して影響力があり、過激な主張も多いとされる。
概要[編集]
日本では主に「自由防衛同盟」と訳されている宗教団体。そのまま日本語的に発音した「アライアンス・ディフェンディング・フリーダム」とも呼ばれる。Wikipedia日本語版には記事がないため、Wikipediaにおいてはどういった表記なのかは不明。
聖書を保守的に解釈した内容を主張、LGBTや中絶問題に対しては例外なく認めずに過激な主張をすることで有名。キリスト教徒の宗教的自由を守るとして、国際NPO自由防衛同盟として活動。ヨーロッパなどに支部がある。
歴史[編集]
1993年にキリスト教のプロテスタントの福音派によって設立。
2012年7月9日に現在のAlliance Defending Freedomに改名。ADFの主張を通すための数々の訴訟を起こすことを目的としての改名した。LGBTや中絶を禁止するための数々の訴訟を起こしており、国際部門の弁護士も雇って国際的に活動している。
LGBTに関する主張[編集]
- 性的少数者(LGBT)は小児性愛者であると主張。犯罪者であり、同性愛者は存在自体が許されないとしている。
- 同性愛者やトランスジェンダーであることを理由に解雇することを違法とした判決に反発[1]
- 合法的な同性婚カップルに対しても婚姻証明書を拒否[2]。
- 同性婚を合法化する結婚尊重法が成立したとき、多くの米国人の信教の自由を脅かすと反発[3]。
出産・中絶に関する主張[編集]
- 胎児の命の擁護をかかげ、レイプや近親相姦、母体に危険がある妊娠でも中絶は認められないと主張。
- アラバマ州における体外受精治療にともなう凍結保存された胚は「子供」とみなす判決を「生命に対するとてつもない勝利」だと評価[4]。なお、他の中絶反対派は、体外受精は大きな問題はないとしているのも多い。
- 20年以上使われてきた妊娠初期に使われる経口中絶薬「ミフェプレックス」(ミフェプリストン)のテキサス州の認可を一時停止連邦地裁判決を歓迎[5]。
日本[編集]
日本においてはほとんど活動しておらず、支部もない。
関連団体[編集]
- LGBアライアンス - 関係者のジェニファー・ラールがADFの会合に参加したことがある。