アト
ナビゲーションに移動
検索に移動
アト(記号a)とは、SI接頭辞の一つである。
概要[編集]
10-18倍、すなわち100京分の1倍に相当し、フェムトの一つ下、ゼプトの一つ上のSI接頭辞である。1アトメートルは、素粒子物理学における「弱い力」が到達することのできる長さの約半分、1アトグラムはヘモグロビン分子の約9倍の質量になる。このことから、科学技術が高度に発達していなかった時代には、アトオーダーの量が登場することはほとんどなかったと言える。そのため、アトは1964年にフェムトと同時に制定された、比較的新しいSI接頭辞である。ただし、現在においてもアト秒がまれに使用されるのを除けばアトという接頭辞が使用されることはめったになく、指数表記で代用されることがほとんどである。