らずべりぃMix
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『らずべりぃMix』(らずべりぃミックス、raspberry mix)は、高倉みどりによる日本の漫画作品。
概要[編集]
『月刊少年マガジン増刊マガジンGREAT』(現在の『月刊少年マガジン+』)2007年7月号から連載。『マガジンGREAT』が誌名を変えて『月刊少年マガジン増刊マガジン・イーノ』となった後もそのまま連載されて、2009年11月号まで連載された。
ストーリー[編集]
壁をなぞった方からだけ透明に見えるようになる不思議な筆を見つけた滝博正。その筆で盗撮を企んでいる男の話を聞いてそれを阻止するために自分に筆を使って透明になって更衣室に潜入してカメラを探す。カメラは破壊されたものの、元に戻ってロッカーに隠れているところを森園美緒に見つかってしまう。それから、みおの言うことを色々と聞くことになる。熊川あかりとも夏祭りなどを通じて仲良くなっていくのだった。
登場人物[編集]
- 滝 博正(たき ヒロマサ)
- 本作の主人公。高校二年生の男子。図書室でぼんやりとするのが好き。図書室でなぞると穴が開いたみたいに向こうが見える筆を見つける。そこで壁越しにプールであかりやみおを盗撮しようとしている男子の計画を知る。その計画を阻止するために女子更衣室に入ってカメラを回収しようとする。カメラは破壊されたものの、みおにロッカーに隠れているところを見つかってしまう。
- みおに説明してとりあえずは信じてくれると言われたものの、みおに放課後呼び出されて色々と振り回される。そして、翌日にみおを電車で痴漢してくるという男を捕まえるために一緒に電車に乗る。そして、筆を使って自分の腕を透明にして捕まえようとするが、痴漢は間違ってヒロマサの手をさすったことで一時的にみおのお尻を自分の手で触ってしまう格好になる。それでも何とか痴漢の手を取って捕まえることに成功した。
- その後、一学期末に大日向陸と吉田優二に言われて美緒を誘い、あかりと菜津美を加えた男女6人で夏祭りに行く。そこの神社で肝だめしをすることになって、あかりとペアになる。そこでみおの策略で驚かされたため、今度は逆に驚かそうとあかりと計画する。そして、筆の力で透明になって驚かそうとするも、透明になっていたことであかりとぶつかってしまう。そして、お互いに密着することになって何とか抜け出すも悪霊と勘違いしたあかりにボコボコにされるのだった。
- 夏休みにみおに誘われて、美果の紹介する海の家の短期バイトをする。そこで、あかりやみおの話を筆の力を使って盗み聞きする。みおのマッサージをしたときにそのことがばれてしまって、みおに距離をあけられてしまう。さらに、足をマッサージしているところをあかりに見られたことで、あかりにも距離をあけられてしまう。そんなときに図書室で出会った恵梨奈と話すようになる。漫画喫茶で恵梨奈の書く読書感想文の添削をすることになるが、そこで恵梨奈に彼氏がいることを知る。
- 図書委員の文化祭の出し物でマジックショーをすることになって、みおによってヒロマサが主役をやることになる。あかりが助手をしてくれることになって、筆を使ってマジックショーをすることにした。本番では緊張するもあかりの言葉でスムーズにやっていく。しかし、途中であかりに筆をなぞってしまって腹の部分が消えてしまうと焦るも、箱の中であかりが抱き付いてくる。マジックショーは何とか無事に終了するも、あかりの腹が透けてないことに気づいて、なぜ透けていなかったのかということが気になってしまう。
- 文化祭の後に美香に出会って、家に招待される。そのときに美果に筆をなぞったら透けずに酔っぱらった。そして、美果に押し倒されそうになるも何とか逃げだしている。そのことで、筆は女の子に使うと酔っぱらわせることができると知った。
- 陸、あかり、みお、菜津美、永遠の6人で遊園地に行く。そこで、筆の力でみおが酔っぱらったり、永遠があかりとくっつくのをみて嫉妬したりしている。そこで酔っぱらってフラフラになっているみおを送るために一足先に一緒に帰っている。
- 筆のことは周囲に内緒にしている。
- 熊川 あかり(くまかわ あかり)
- ヒロマサのクラスメイトの女子。図書委員。茶髪の髪を下ろしている。巨乳でナイスバディ―。女の子を意識すると挙動不審になるヒロマサもあかりとはスルッと話せる。
- 一学期末に誘われてヒロマサ、優二、陸、美緒、菜津美の男女6人で夏祭りに行く。浴衣の下には下着をつけておらず、着崩れしたときにヒロマサに見られそうになったりした。その後に肝だめしを男女のペアになってやることになり、くじ引きでヒロマサとペアになる。強がっていたものの、実際は怖かったため手を繋いで歩いた。そこで、みおの策略で驚かされてしまう。そして、今度は逆にヒロマサと一緒に怖がらせようとしたが、ヒロマサが透明になっていたためにぶつかってしまう。そして、悪霊だと勘違いしてヒロマサをボコボコにするのだった。
- 夏休みにみおに誘われて、美果の紹介する海の家の短期バイトをする。そこで、ヒロマサがみおの足をマッサージしている現場を目撃してしまう。そして、何となく距離感があいてしまう。そんな中で、恵梨奈と仲良くなったヒロマサのことが気になってみおと二人で後をつけて漫画喫茶に入った。そこで、みおにヒロマサと付き合っているのか聞いたところ、違うと言われて安心する。そして、ヒロマサと美果の会話を盗み聞きしようとしたところで壁が倒れてしまって、美果とヒロマサと顔を合わせてしまってそそくさと帰っている。その後、ヒロマサといつも通りに話すようになった。
- 図書委員の文化祭の出し物でマジックショーをすることになって、みおによってヒロマサが主役をやることになる。そこで、あかりが助手をやると申し出て協力することになる。マジックショーの途中で筆の力で酔っぱらってしまい、ヒロマサに抱き付いてしまうも大きなトラブルはなく終了した。
- ヒロマサ、永遠、陸、美緒、菜津美の男女6人で遊園地に行く。そこで、永遠のさりげないエスコートを受けている。
- 森園 美緒(もりぞの みお)
- ヒロマサの隣のクラスの女子。愛称「みおちゃん」。黒髪ショート。図書委員長。校内一の清純系美少女として図書室に美緒目当ての男子が列を作ったりする。美果という姉がいる。
- 何者かが仕組んだ盗撮カメラを壊すために女子更衣室に入っていたヒロマサを見つける。そして、ヒロマサの言い分を信じると入ったものの、ヒロマサを放課後に一緒に来るように誘う。そして、女子更衣室にいたことをネタに飲み物を買わせたり、わがままを言ったりする小悪魔的一面を見せる。翌日に電車で痴漢をしてくる相手を捕まえて欲しいとお願いしてきて、一緒の電車に乗る。そして、ヒロマサが筆を使ったことで痴漢を捕まえた。
- 一学期末に大日向陸と吉田優二に言われてヒロマサが誘ったことで、菜津美とあかりを加えた6人で夏祭りに遊びに行く。そこで肝だめしをすることになって、陸とペアになる。陸に「ちょっと脅かそう」と言って、ヒロマサとあかりのペアをお化けの振りをして驚かせている。
- 夏休みにヒロマサ、あかり、菜津美を誘って、姉の美果の紹介する海の家の短期バイトをする。そこで、ヒロマサに足をマッサージさせていたところで、ヒロマサがあかりたちとの話を盗み聞きしていたことを知る。そのため、ヒロマサのことを無視するようになる。しかし、恵梨奈と仲良くなったヒロマサのことが気になってあかりと二人で後をつけて漫画喫茶に入った。そして、ヒロマサと美果の会話を盗み聞きしようとしたところで壁が倒れてしまって、美果とヒロマサと顔を合わせてしまってそそくさと帰っている。その後、ヒロマサといつも通りに話すようになった。
- 図書委員の文化祭の出し物でマジックショーをすることになって、ヒロマサに主役をやらせることにする。泣きついて来たら手伝ってあげるつもりでいたが、ヒロマサがあかりに手伝ったもらうことにしたため、少し不機嫌になる。
- ヒロマサ、永遠、陸、美緒、菜津美の男女6人で遊園地に行く。そこで偶然筆に触れたことで、酔っぱらってしまっている。そして、フラフラになってしまったため、ヒロマサに送られて一緒に一足先に帰ることになる。
- 宮内 菜津美(みやうち なつみ)
- ヒロマサやあかりのクラスメイトの女子。愛称は「なっちゃん」。面食い。
- 一学期末に誘われてヒロマサ、陸、優二、あかり、美緒の男女6人で夏祭りに行く。そこで肝だめしをすることになって、優二とペアになっている。
- 夏休みにみおに誘われて、美果の紹介する海の家の短期バイトをする。
- ヒロマサ、永遠、陸、美緒、菜津美の男女6人で遊園地に行く。途中からは陸と一緒に遊園地を回っている。
- 大日向 陸(おおひなた りく)
- ヒロマサやあかりのクラスメイトの男子。イケメンだが、バカでモテない。
- 一学期末にヒロマサにみおを誘ってと頼んで、ヒロマサ、優二、あかり、美緒、菜津美の男女6人で夏祭りに行く。そこで肝だめしをすることになって、みおとペアになる。そして、みおに「ちょっと脅かそう」と言われて、ヒロマサとあかりのペアをお化けの振りをして驚かせている。
- ヒロマサ、永遠、あかり、美緒、菜津美の男女6人で遊園地に行く。途中からは菜津美と一緒に遊園地を回っている。そこで、菜津美を意識してしまう。
- 吉田 優二(よしだ ゆうじ)
- ヒロマサやあかりのクラスメイトの男子。眼鏡をかけている。
- 一学期末にヒロマサにみおを誘ってと頼んで、ヒロマサ、陸、あかり、美緒、菜津美の男女6人で夏祭りに行く。そこで肝だめしをすることになって、菜津美とペアになる。遊園地にも同じメンバーで行く予定だったが、腹痛でいけなくなって代わりに永遠が行くことになっている。
- 森園 美果(もりぞの みか)
- 美緒の姉。ヒロマサにはフェロモン系と評されている美人。大学2年生。手フェチ。妹や妹の友達ににもスキンシップとしてハグしたりする。
- みおに海の家の短期バイトをする友達をさそってもらう。そして、ヒロマサ、あかり、美緒、菜津美の四人が集まってバイトをしている。文化祭が終了した後のヒロマサに偶然出会って、相談にのると言って家に招待している。女慣れしていない年下の男子が新鮮と思いつつ、みおの代わりに事情聴取しようと張り切る。そこで、筆の力で顔が透けたヒロマサを見て驚く。そこで、ヒロマサに筆についてのことを聞いて手を筆でなぞってもらったところ、酔っぱらってしまう。そして、ヒロマサを押し倒してしまうも、ヒロマサが何とか家から脱出して、美果は酔いでそのまま眠ってしまっている。酔っぱらってことで筆に関する記憶は抜け落ちている。
- 片山 恵梨奈(かたやま えりな)
- ヒロマサの後輩になる高校一年生の女子。眼鏡をかけている。小柄だが、隠れ巨乳。
- ヒロマサが海の家のバイトの一件であかりやみおと距離感ができたころに図書室で会う。それから本好きのヒロマサと図書室で会って話をするようになった。そこで、読書感想文のことについてヒロマサに相談。漫画喫茶で一緒に添削しようとしたが、彼氏が近くにいるということで途中で帰っていった。
- 宮内 永遠(みやうち とわ)
- 菜津美の弟。高校一年生。イケメンで頭いいとこと有名な慶成高校(けいせいこうこう)に通い、そこでサッカー部で一年にしてMFのレギュラーをしているという高スペックな男子。愛想はないが、礼儀正しい。
- ヒロマサ、あかり、みお、菜津美、陸と一緒に遊園地で腹痛で来れない吉田の代わりに遊ぶことになった。そこで紳士的な行動で、あかりをエスコートしている。
- 山本(やまもと)
- 司書の先生。
- ヒマコ
- ヒロマサの家の飼い猫。メスのヒマラヤン。
用語一覧[編集]
- 筆
- ヒロマサが図書室で見つけた筆。壁をなぞると向こうからは見えないがこちらからは見える穴を一時的にあけることができる。自分をなぞると透明になることもできる。一定時間で元に戻る。
- 動物であっても女性に使うと相手を酔っぱらわせる。
単行本[編集]
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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らずべりぃMix 1 | 2008年4月17日(2008年4月17日発売) | ISBN 978-4-06-371139-4 |
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らずべりぃMix 2 | 2008年11月17日(2008年11月17日発売) | ISBN 978-4-06-375576-3 |
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