よみもの:大井川鉄道速達列車問題
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大井川鐵道大井川本線において、長らく急行料金を必要とする列車として、電車による急行電車もあったが、2003年(平成15年)の急行電車廃止後は「SL急行・EL急行」のみが速達列車であり、その柱は「SLかわね路号」であった。その後名物化したきかんしゃトーマス号[1]と共に唯一の速達種別であった。
しかし、2022年9月の台風被害によって一時全区間が運休、その後金谷~家山が復旧、まもなくSLの運行も再開されたが、特急として新金谷~家山間を往復遊覧運行となり完全アトラクション化され、後に家山駅での乗降が可能になったが、SL・ELの急行とは別枠になった。
その後、家山~川根温泉笹間渡の復旧と同時に追加料金不要の速達列車[2]が「予定臨時列車」として半ば定期運行に近い形で運行開始。SL急行のアトラクション感は上昇。
翌2024年(令和6年)には日中に運行する準急が新設。区間急行の停車駅が増え[3]SL・EL差別化が進んだと思いきや、快速急行が福用も通過するようになり、SL・EL急行と全く同じ停車駅になってしまった。
という事で、これまでの大井川鉄道では、SLやELを「速達移動のおまけとして風情ある客車」というスタンスだったのに、台風による物理的な破壊と共にスタンスも破壊され、単純な「観光価格」としてのSL・ELが運行されたのであった…
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