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ふつうの軽音部
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『ふつうの軽音部』(ふつうのけいおんぶ、Girl Meets Rock!)は、原作:クワハリ・作画:出内テツオによる日本の漫画作品。
概要[編集]
2023年1月7日から9月18日まで『ジャンプルーキー!』にクワハリの作画で投稿。これを元に『少年ジャンプ+』にて出内テツオの作画で2024年1月14日から連載されている。
「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門1位、「このマンガがすごい!2025」オトコ編第2位受賞。
ストーリー[編集]
鳩野ちひろは高校で心機一転してギターを購入して軽音部に入部する。そこで幸山厘らとバンドを組むもまもなく解散。厘の策略で新たなバンドを組み、コンプレックスを抱えていた歌を歌うこととなる。
登場人物[編集]
谷九高等学校[編集]
軽音部[編集]
はーとぶれいく[編集]
- 鳩野 ちひろ(はとの ちひろ)
- 本作の主人公。誕生日は9月21日。高校に進学してギターを買って軽音部に入部する。両親が離婚したことで、川崎市から大阪に引っ越してきている。
- 陰キャを自他とともに認めているものの、妙な行動力があり、軽音部に入部してから始めたギターの練習も地道に続けており、徐々に話せる人も増えている。
- 以前に誘われたカラオケで歌声がキモイといわれたことで、歌うことに対してトラウマがあった。しかし、視聴覚室で一人歌っていたところを厘に聞かれたことで、人前で歌うことになる。
- 内田 桃(うちだ もも)
- 軽音部の1年生。ちひろのクラスメイト。入学して間もなく、ちひろに話しかけて仲良くなって「はとっち」と呼ぶようになる。
- 明るくかわいらしい女の子。恋愛のことがわからず、中学生の時に「武田(たけだ)」に告白された時もよくわからずに断っている。恋愛がわからないことをコンプレックスに思っている。
- 軽音部では中学時代の同級生の優希や舞伽とsound sleepを結成していた。しかし、舞伽が項希に振られたことをきっけけに退部。舞伽が退部するときに口論になってそのことを言われて関係がギクシャクしてしまう。厘の策略でさらに優希と須田が付き合っていることを知り、ギクシャクしてしまう。厘によってちひろとカラオケに行くことになり、そこでちひろの歌声を聞いてバンドを組むことになる。
- 幸山 厘(こうやま りん)
- 軽音部の1年生。策略家であり、周囲の人間関係を利用したりして自分の思うように物事をすすめようとする。
- 偶然ちひろが視聴覚室で「everything is my guitar」を歌っているのを聞いたことで、ちひろの歌を崇めるようになった。当初は軽音部でちひろたちとラチッタデッラを組み、自分に気があるヨンスを泳がせたりしていたが、時機を見てヨンスを振ってラチッタデッラを解散。桃に優希が須田と付き合っていることを伝えて煽ったりするなどの策略を行い、バンドはーとぶれいくを組んだ。
- 藤井 彩目(ふじい あやめ)
- 軽音部の1年生。当初はちひろから地雷系で近寄りがたいと思われていたが、体育祭の借り物競争で助けてもらったことでちひろからいい人と思われてイメージが変わっている。protocol.でギターを担当していた。項希と付き合っていたが、別れたことでprotocol.を脱退する。
sound sleep[編集]
桃、舞伽、優希が組んでいたバンド。恋愛関係のイザコザもあって解散。舞伽は軽音部を退部する。
- 乃木 舞伽(のぎ まいか)
- 桃の中学時代からの同級生。sound sleepのベース担当をしていたが、付き合っていた項希に振られたことで軽音部を退部。そのときに桃と喧嘩してしまっている。
protocol.[編集]
- 鷹見 項希(たかみ こうき)
- protocol.のギターボーカル。軽音部に入ることを決めていたちひろが楽器屋でギターを買うときに出会った。演奏がうまく女子にもモテるが、本人の性格もあってトラブルが多い。ちひろからは、当初からイケメンなのに不吉なものを感じると警戒されていた。
- 当初は舞伽と交際していたものの、連絡するのがめんどくさくなって別れを切り出して破局。すぐに彩目と付き合うもこちらも後に破局する。
- 水尾 春一(みずお はるいち)
- ちひろと同じ中学で中華料理店のバイトで一緒に働いた。一つのことに打ち込む傾向にあり、バレー部ではほかの人と折り合いが悪かった。軽音部に入り、protocol.のギターを担当する。
- 無口で表情の変化に乏しいが、悪い人間ではなく、発言が誤解されやすいタイプ。祖母がちひろの公園での弾き語りを聞いていたこともあり、ちひろの歌を聞いてみて評価している。
- 田口 流哉(たぐち りゅうや)
- 「protocol.」のベース。
- 遠野 元(とおの げん)
- 1年生。「protocol.」のドラム。1年生の中で最もドラムがうまい。
吉田商店(フライデーナイツ)[編集]
当初は「吉田商店」の名前で活動していたが、後に「フライデーナイツ」に改名。
- 柿田 駿(かきた しゅん)
- あだ名は「かっきー」。当初は「ラチッタデッラ」に加入していたものの、ヨンスの退部で脱退。
- 文化祭前に佳織に告白され、ヨンスの言葉もあって付き合うこととなる。
- 田端 陽一(たばた よういち)
- あだ名は「ヨンス」。かっきーとは中学時代からの付き合いで仲がいい。当初は「ラチッタデッラ」に加入していたものの、厘に振られて退部。その後、かっきーに頼まれて吉田商店のボーカルとして軽音部に復帰した。
- ポジティブでお調子者であることから、佳織らに苦手にされている。第33話にて高校3年間彼女ができなかったと明言されている。
- 吉田 佳織(よしだ かおり)
- 「吉田商店」のギター担当。かっきーとは幼馴染であり、のちに付き合う。
- 矢部(やべ)
- 吉田商店の元ボーカル。彼女と遊びたいからと部活をやめる。
Color Circuit[編集]
- 大道 優希(おおみち ゆうき)
- 桃の中学時代からの同級生。当初はsound sleepのギターボーカル担当。舞伽と桃が恋愛関係で喧嘩したこともあり、須田と付き合い始めたことを隠していたものの、厘によって桃がそのことを知ったことで気まずくなってsound sleep解散の一因となる。のちに「Color Circuit」としてバンドを続け、桃とも仲直りする。
- 八車(やぐるま)、古旗(ふるはた)、色川(いろかわ)
るりるり帝国[編集]
- 真島 るり(まじま るり)
- 「るりるり帝国」のリーダーとギターボーカル。
- 牧田 宗平(まきた そうへい)
- 「るりるり帝国」のドラム担当。厘に協力している。
- 進藤(しんどう)
- 「るりるり帝国」ギターとキーボード。
- 西山(にしやま)
- 「るりるり帝国」ベース。
性的カスタマーズ[編集]
- 新田 たまき(にった たまき)
- 軽音部副部長。「性的カスタマーズ」のボーカル。新入生歓迎会で歌を披露した。
- ちひろとは一緒に帰った時にバンドの好みがかぶっていることもあって話が弾んで仲良くなった。
- 喜田 大志(きだ たいし)
- 「性的カスタマーズ」のギタリスト。たまきの友人であり、坂口のことも気にかけていた。
- 李 民俊(リー ミンジュン)
- 3年生。ベース。
- 村越 渡流(むらこし わたる)
- 3年生。ドラム。
その他軽音部[編集]
- 須田 陸人(すだ りくと)
- 優希が付き合っている2年生の先輩。
- 山添 悟(やまぞえ さとる)
- 軽音部部長。
- 丸太 周平(まるた しゅうへい)
- 顧問。バンドのことはよくわからないため、校内ライブのオーディションでも技術的なことはよくわからないままで審査している。
- 鶴 亜沙加(つる あさか)
- 亀屋 数志(かめや かずし)
- 亀屋兄妹の双子の兄。新部長。
- 亀屋 算(かめや さん)
- 亀屋兄妹の双子の妹。
- 羽柴 絵未(はしば えみ)
- 3年生。ベース。
- 南崎 唯香(みなみざき ゆいか)
- 3年生。ギター。
- 吉峰 心(よしみね こころ)
- 3年生。ベース。
- 津田 莉子(つだ りこ)
- 3年生。ベース。
- 西森 陽菜(にしもり ひな)
- 3年生。ドラム。
- 花村 真由(はなむら まゆ)
- 「トゲトゲピーナッツ」のベース。
- 野呂 あたる(のろ あたる)
- 「カキフライエフェクト」のボーカル。見た目は怖いが、入院した祖父の世話をするなど心優しい。
- 長谷 光(はせ ひかる)
- 「ハッセーズ」のボーカル。
- 中津 美里(なかつ みさと)
- 「ミドー」のベース担当。
- 裏山 紫穂(うらやま しほ)
- 「sick parede」のドラム。
生徒たち[編集]
- 矢賀 緑(やが みどり)
- 帰宅部。ちひろとはクラスメイトで歴史好きの共通点で入学早々に仲良くなり、親友となる。
- 「非日常伝道師・アップデート堀井」を推しており、イベントによく参加している。
- れいか、れな
- 体育祭ではうちわをもっていたギャルたち。
家族[編集]
- ちひろの母
- ちひろの母親。ちひろがギターを買うためのお金を貸しており、早く返すように言う。借金を返すためにちひろはバイトを始めた。
- ちひろの父
- ちひろの父親。現在は離婚して川崎で暮らしている。
その他[編集]
- 坂口 夏帆(さかぐち かほ)
- 元軽音部で谷九高校に通っていた3年。たまきと大志と一緒にバンドを組んでいたが、たまきが周囲から注目を集めていったことで次第に精神的に不安定になっていく。中学も一緒で想いを寄せていた大志がたまきを好きになっていったことから不登校になっていって高校を中退。それでもたまきに本音を言って自分に正直に生きるようにアドバイスする。そして、たまきの最後の文化祭のステージを見て涙している。
- 巽 玲羽(たつみ れいは)
- ちひろの中学時代の生徒会長。
- 二楷堂 まわり(にかいどう まわり)
- 玲羽と一緒に文化祭を回っていた。
- こどおじ
- ちひろの公園での弾き語りを聞いているファン。犬のサフランの散歩でいつも聞いている。
- ひかり先生
- たまきの中学時代の家庭教師。たまきの初恋相手の女性。男性と結婚している。
単行本[編集]
集英社〈ジャンプ・コミックス〉より発売。
巻数 | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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1 | 2024年4月9日(2024年4月4日発売) | ISBN 978-4-08-884019-2 |
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2 | 2024年6月9日(2024年6月4日発売) | ISBN 978-4-08-884082-6 |
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3 | 2024年9月9日(2024年9月4日発売) | ISBN 978-4-08-884238-7 |
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4 | 2024年11月6日(2024年11月1日発売) | ISBN 978-4-08-884260-8 |
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5 | 2025年1月9日(2025年1月4日発売) | ISBN 978-4-08-884334-6 |
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