てんでんことは、「てんでばらばら」という意味の岩手の方言。
各自散開してバラバラに逃げろという意味になる模様。
「津波てんでんこ」「命てんでんこ」のように使われ、津波の場合は各自の判断で各自高い場所にすぐに逃げろ、という意味になる模様。
なぜそのような判断になるのかというと、避難を呼びかけている間に津波が来て全滅する可能性を回避し、1人でも多く助かる確率を上げるためと思われる。犠牲者が出るのは避けられないため全員で助かる事は諦め、犠牲者を減らす方向で考えざるを得ない状況になる事は津波経験者でないとすぐには分からないと思われる。